2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自ら名乗る

若年性アルツハイマーではないか?と思うほどこのところの記憶力の減退は激しくて、映画俳優の名前が思い出せないくらいならまだしも、大切なお客様の顔と名前が一致しなくて慌てることが頻繁です。 若い頃友人の結婚式の司会を頼まれてホテルの担当者と打ち…

フォトアルバム

フォトアルバムができました。 最近撮ったものから昔のものまで、日記やトップページに登場したものから未発表のものまで、料理写真から道楽写真まで。 ブログのサイズでは表現が伝わらなかったものがいい感じで現れて小さなガッツポーズを心の中で作ってい…

合唱〜森山直太朗

気になって録画しておいたNHK全国合唱コンクールにまつわる番組を、ずいぶん時間が経ってから見てみました。 この合唱コンクールの課題曲には瀬戸内寂聴の作詞とか、ゴスペラーズの作詞作曲とか、森山直太朗の作詞作曲などずいぶんとポップな選曲がされてい…

柚子酒

一昔前には考えられないほど梅酒や柚子酒に人気が集まっています。それほど選択肢のなかった梅酒は、焼酎蔵だけでなく日本酒蔵も日本酒ベースの梅酒を造るようになって選ぶのに困るほどです。 写真で紹介するのは「山名さんの柚の酒」 日本酒に柚子を絞った…

穴シャコ

岡山あたりの瀬戸内で獲れた穴シャコです。 このあたりでは見かけることは全くありません。地元でも漁師が自分たちで食べてしまってオシマイ・・・などというお話を聞いたのですがどんなものなんでしょう。 姿は小ぶりのシャコ、香りが独特でホヤにも似た海…

名演その20〜哀愁のマイルス

名演シリーズにマイルス・デイビスがたくさんでてくるのは、マイルスを神様とあがめる私には仕方のないことと諦めてください。しかしながら、本当にマイルスには誰もが認める名演がたくさんあるのです。 今回取り上げるのは1959年録音”スケッチ・オブ・…

10%台

万年ダイエッターに成り果ててから早5-6年。別にスタイルよく見せるチョイワルになりたいわけでも、服が着られなくなったわけでもないわけで、「私が倒れたら家族と店はどうなる?」の一事から少しは健康にも気を使っておかないといけないメタボリックな年…

ねまがりたけ

「ねまがりたけ」は北のほう東北あたりの山奥に5-6月自生する小さな筍の一種です。福島から送られてきました。 あくが少なくて皮ごと焼いて生醤油や塩をつけて食べたり、天婦羅にしたり焚いたり和え物にしたり、様々な調理法があります。昨日のお得意様は…

ソムリエ・ナイフ

ワインを扱う以上どうしても必要なのがソムリエ・ナイフです。 「弘法は筆を選ばず」の言葉通り使うことが頻繁ですぐに壊れるソムリエ・ナイフは高価なものを使わない・・・というプロ、ソムリエさんもいらっしゃいます。かなり丈夫につくってあるいいソムリ…

顔見世

ブログという言葉などないweb日記と言われたころから、日記書き同士がオフ会で集まるというお話はよく聞きました。毎日のように読んでいる日記を書いている本人がどんな方なのか?日記の内容から性格はある程度推し量ることができても、人相風体はわかりませ…

こしあぶら

昨日に続いて山菜。こしあぶらです。 タラの芽と同じように若木の先に出る新芽です。香りが上品。

ピカソ展

市立美術館「ルードヴッヒ美術館ピカソコレクション展」へ出かけてきました。最終日の日曜とあってそこそこの人手です。 展示は年代別におよそ100点近くの様々なピカソ。普通のアーティストなら100点が一同に会すればかなりの見応えがあって、「堪能し…

はりぎり

天然の山菜はまだまだ続きます。「はりぎり」というのだそうです。使うのは初めて。まずは天婦羅にして前菜に。

ホワイトアスパラ

今年も使い始めているホワイトアスパラ、例年のように香川産です。 しっかりした大きさのものだけを選んで頂戴できるのは有難いことです。 毎年様々な調理法をあれこれ考えていますが、この食材はやっぱりこねくり回さないほうがいいようです。アスパラは剥…

思い込み

同じように思い込みで美味しいと信じてしまっていることもたくさんあります。 先日某有名グルメ俳優が自宅の倉庫にならんだたくさんの電気炊飯器を指差して 「TVCMで新製品の炊飯器を見ると、当社費でさらに美味しく・・・って皆欲しくなっちゃうんだけど、…

お椀

水ぬるむ頃が貝の旬と言われます。 桃の節句には蛤、浅利、赤貝、鳥貝、本みる貝が美味しくなる・・・と頭では理解しているのですが、今年はそろそろ鮑の季節を迎えようというのに、三河の鳥貝は今頃になって大きなものが入ってきていますし、蛤も福田産がぷ…

限定愛山

愛山という酒米のお話は何度か日記に登場しました。 もともとは剣菱が契約農家に栽培を委託して、兵庫県にわずか38haのみが栽培されたお米です。何年か前、十四代、磯自慢がこの愛山を使い始め、次第に志のある小さな酒蔵に広まりつつあります。 岩手県二戸…

ドゥダメル

グスターボ・ドゥダメル 「今まで遭遇した中で、もっとも驚くべき才能を持つ指揮者だ」―サー・サイモン・ラトル 「ドゥダメルと彼の若いオーケストラの音楽に対する情熱に、私は深い感銘を受けた」―クラウディオ・アバド 「これほどエキサイティングな7番を…

本年度県知事賞

今年3月14日に静岡県の清酒鑑評会が行われました。 写真の杉錦(杉井酒造)純米大吟醸しずく取りが純米の部の第一位県知事賞を受賞しました。 三年ほど前から使い始めた杉錦の酒質の向上ぶりは目を見張るものがあるのですが、純米の部でもついに第一を獲…

名演その19〜おしゃれ

1977年 スティーリー・ダンの名声を歴史的なものにした”Aja”が発売された当時、私はバリバリのジャズっ子でありました。ジャズとクラシック以外の音楽のほとんどを低俗なものと思い込んでしまっていたのは、私の意固地な性格だけでなく時代性もあったよ…

バーニャカウダ

こちらでいただいたバーニャカウダで「ああ、バーニャカウダの正しい姿はこういうものであったか」という経験をしたことがあります。 そういう経験をすると、和食が創作まがいでバーニャカウダなんぞ決してやるまい・・・と思うのですが、三年ほど前たまたま…

東京売れ

この一〜二年、東京で赤むつ(のどぐろ)が人気なのだそうです。今まで一部の店でしか使われていなかった赤むつを使う店が増え、お客様の注文も増えているのだとか。 推測の域をでないのですが、そのおかげか近頃赤むつの入荷が少ないばかりか値段も1〜2割…

待ち時間

昨日ひとりですべてをまかなっている店のランチで、料理が出るまでに小一時間待ったお話をしました。あなたならどれくらいが待ち時間の許容範囲でしょうか? 牛丼のお店やカレーの専門店であればあっという間に料理が出てるのは当然のことですが、立派なお足…

悦楽のひとり仕事

多くの料理人が、引退も近くなると一人で少人数のお客様を相手にするような・・・できれば一日一組とか・・・の仕事をしてみたいものだと思うそうです。オーナーとか調理長といったトップに立つ人間でも、というより上に立つ人間であればあるほど人間関係の…

極上パンフレット

以前に「花椿」(資生堂のPR誌)がヒップだ・・・と書いたことがありました。 同じように資生堂が企画している「ハウス・オブ・シセイドウ」という展示スペースがあります。 少々前にここの企画展「口紅のとき」のパンフレットを頂戴しました。角田光代の…

鬼おろし

以前から使ってみようと思っていた「鬼おろし」 おろし金は金属かプラスチックで作られていますが、この鬼おろしは竹製です。竹のギザギザが大きく作ってありますので、かなり粒の大きな大根おろしが出来上がります。おろし金ですった時のように汁はほとんど…

審美眼

インターネットの普及と検索機能の充実で、「知識をもっている」こと自体は重要ではなくなりつつあります。知らないことは検索すれば、あっという間に知識として補填されます(真偽のほどはさておき) 実際、昨日書いた南直哉老師のことなど、昔であればどん…

プロ負けてる

お客様から頂戴した自家製のハムとベーコン 屠殺翌日に入手された岩手真木沢ポークでご自身が作ったというハム&ベーコンは、素材の素性の良さも手伝って脂身に旨みがあって、塩はあっさり。プロ顔負け・・・というよりはプロは負けてるかもという品物です。…

備忘録として

白洲正子「今なぜ青山二郎なのか」 読み進んでも、青山二郎の審美眼が天才的であったことは理解できても、陶芸家とも文筆家ともいえない青山二郎の立ち位置と尊敬のされ方がいまひとつ理解できません。骨董に対するスタンスの今昔の違いなのでしょうか? 残…

 雑記

深夜のBS-HIでたまたま渋谷哲さんの10周年デュオライブをやっていました。渋谷さんはもちろんのこと競演するミュージシャンの音楽性の高さに思わず見とれてまいました。ミュージシャンはやっぱりちゃんと上手でなければいけません。CDでのプロデューサーに作…