雑記


深夜のBS-HIでたまたま渋谷哲さんの10周年デュオライブをやっていました。渋谷さんはもちろんのこと競演するミュージシャンの音楽性の高さに思わず見とれてまいました。ミュージシャンはやっぱりちゃんと上手でなければいけません。CDでのプロデューサーに作りこまれた音では本来のミュージシャンの実力が見えないことがよくあるのですが、ライブではごまかしがききません。とくにデュオやソロ(アカペラ)で、「やっぱりこの人はだめだったんぁ」とがっかりする、芸能人まがいのミュージシャンはごまんといます。小曽根真佐藤竹善矢井田瞳あたりの地力がしっかりしているのは当然として、手嶌葵が面白い。「ゲド戦記」の主題歌で小耳にはさんだことしかなかったこの歌い手は、「少女なのだろうか?」としか思っていなかったのですが、10代後半のすらりと背の高い独特の雰囲気をもった女性でした。これはアルバムで聴いてみなくては。


音楽性の高さといえば、休日に映画へ出かけようとすると路上ライブで、とあるミュージシャン(たぶんプロ)が山下達郎さんの”RIDE ON TIME”を歌っていました。これが頭が痛くなりそうに下手くそ。これもプロ、あれもプロ。


その日の夜はいつものように山下達郎さんの”SUNDAY SONG BOOK”(FM東京を録音)を聴きながらウオーキング。お口直しです。今回も前回に引き続き「ロジャー・ニコルス特集」 popsには縁遠い私にはロジャー・ニコルスといってもカーペンターズくらいしか思い浮かばないのですが、改めてその楽曲の素晴らしさを回を追うごとに実感しています。特に今回かかった「アン・オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」(ポール・ウィリアムス)は手元に置かなかったら後悔するかも。手嶌葵とともに即注文です。