2003-02-01から1ヶ月間の記事一覧

頂き物

高価な頂き物をすることがあります。 個人的にはなかなか手が出ない銘ワインとか、ネクタイとか絵とか・・・・こんなものいただいていいのだろうか、と思うようなしっかりしたスタジャンとか靴とか。 店をかわいがってくださる有難いお客様からのものばかり…

趣味は読書

「趣味は読書」というほど本はたくさん読んでいません。 じゃぁなくて、「趣味は読書」という斎藤美奈子さんの本を読みました。(たくさん読んでないのはホントですが) そもそものきっかけは、ベストセラーといわれている本を読んでいる人が私の周囲にほと…

煮込み

シチューの類は長時間煮込みことが原則ですので、つい家庭では敬遠しがちです。 メディアなどで15時間煮込んだとか、一週間かかって作り上げたとかいうと、至難の業、とても無理と思ってしまいますが、時間をかけただけ、15時間細かい作業を積み重ねたとか、…

戦場のピアニスト

仕事に追われてめったに外へ出ない日曜日、出かけてみるとデパートの前では、少なくとも私たちの若いころよりは遥かに技術的には上手だけれども、「ただの目立ちがり屋さん」じゃん、と思われる皆同じような音楽を奏でるストリート素人ミュージシャンに混じ…

早春の日本酒の会

賑やかに日本酒の会が開かれました。 先付け 青森産アンコウの肝 ポン酢 替え 三河産新このわた茶碗蒸 すり柚子 綿屋純米大吟醸 美山錦 限定 平成13年(宮城) 椀 北陸産雲子(真鱈白子)焼き目 浜名湖産新海苔仕立て 宗玄 純米大吟醸 斗瓶 限定 平成13…

試飲と評価

初めて手に入ったお酒を最初にまず飲むのは私です。うれしい。 日本酒の場合、開栓しても温度管理をちゃんとすれば即劣化することはありませんから、試飲して味を確認してからお客様に出すのは当然です。 幸いなことにどれほど高価な日本酒でも私が最初に飲…

水割り

ウィスキーのことは本当によくわかりません。たまにその奥深さを垣間見るととても足を踏み入れられなくなります。もっとも、店で扱うお酒の多くは食中酒として飲んでいただくお酒ですから、仕事的にはウィスキーを極める必要もないのですが。 で、 昨日久し…

誰が選ぶか

日記だけをご覧になっている方は、「弁いちというのは高価なお酒しか置いていないのではないか?」と思われるかもしれません。 確かに話題にするお酒はどちらかと言うと稀少で高価なものが多いのですが、実際に店で扱われるお酒はそういうものばかりではあり…

この国と国民の安全と平和

日本人の平和ボケを唱えることは今に始まったことではありません。事実私も生まれてこのかた国家にかかわることで、身に危険を感じたはことはなく、平和と安全が当たり前のことになってしまっています。 9.11で超大国アメリカがテロの危機にさらされても、日…

蓄養鮪(チクヨウマグロ)

最近さまざまなメディアで紹介されているスペインの蓄養鮪(チクヨウマグロ)のカマの部分です。 カマだけでこれだけ大きなものですので全体では300kgを超えます。 スペインのとある湾に鮪が産卵にやってきます。それを網で囲って餌をやり、大きく育てるの…

ランチ・パスタ

休日の朝いつものように出かけたお百姓 谷野さんちでいただいてきたチーノ・ディ・ラーバとブロッコリーナ(イタリアの菜の花とブロッコリー)にアンチョビ、にんにくを使ったパスタ。 帰りに寄った魚屋さんで、いつもなら一箱一万円の海胆が格安だったので…

ビートの息遣い

山下達郎は私が二十代のころからずっと追い続けている、唯一の日本人ミュージシャンです。 キムタクの人気TV番組で山下達郎の”RIDE ON TIME”が主題歌に使われているのを知って、久しぶりに70年代のLPを引っ張り出して聞いていました。 改めて聞いてみると、…

春の丼

ランチメニューの丼にも春がやってきます。 手始めは地物の白魚と地三葉の玉〆丼 夜のお座敷のお造りで使う白魚は、取れたての最上級の地物(遠州灘産)なのですが、今日、比較的お手ごろな値段の白魚が入荷しました。これならランチの丼に使うことができま…

臨戦態勢

臨戦態勢・・・・・といってもイラクでも北朝鮮でもありません。 ロングヘヤーの女性のお客様が、食事のときに紙が邪魔にならないように軽くとめていらっしゃる方がいます。 先日お見えいただいたお客様は、大きなクリップのようなものでふんわりと髪を後で…

お犬様

やっとお犬様到着なのであります。 ブリーダーさんの尋ねて成田まで行ってきました。 ネット上でもさまざまな情報をいただいたのですが、結局家族の同意ができたのがこのワンちゃん。ハスキーのブリーダーをする幼馴染の奥さんのコネクションで知り合えた、…

見なければよかった

ミミズのほうがまだまし、と言われるほどの悪筆なのに筆記具が好きです。 書くときのうっとりするほどの書き心地に魅せられて、マイスターシュテック146のペンとボールペンや161、スーベレーン800みたいなまったく分不相応なペンを使っています。 興味がない…

玉置宏といってピンと来る世代となると・・・・40代以上、「ロッテ歌のアルバム」ったってネット上で話題になることではないかもしれません。 平ッたく言えば、歌謡曲時代の歌の司会者、とでもいえばいいのでしょうか。演歌歌手のイントロ部分に独特の語り…

吉野煮

吉野煮というのは本葛(吉野葛)でとろっとさせた煮物のことをいいます。 春を感じるころに美味しくなる烏賊を使った吉野煮を献立に載せてみました。 鮮度のいい墨烏賊と車海老、野菜はすべて洋野菜です。 篠原 鈴木農園のオニオン・ブランシュ、大久保 谷野…

酒粕焼き

二月になると各蔵の酒粕をいただきます。 秋田 天戸 大吟醸の酒粕はこんな風に真っ白でしっとりした大吟醸の香りのある酒粕です。 私ン処で使う酒粕は達磨正宗さんのこんな酒粕 まったく違うでしょ。 この酒粕は、こんな偉大なお酒を造るための粕です。 「昭…