2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一三七號

久保田 万寿で有名な新潟の朝日酒造。あの万寿の生原酒が年の初めに少量でます。 今年の名前は一三七號。昨年は一二八號でしたっけ?毎年数字が変ります。多分、タンクの名前ではないとか思うのですが、ご存知の方お教えください。 20数年前、万寿に初めて…

 備忘録として

すぐに忘れてしまう読書備忘録 思い出すものだけ沢木耕太郎「勉強はそれからだ」:半分は既読ですが沢木さんですから。 三谷幸喜「役者気取り」:このシリーズも六作目、毎回の洒脱な文章を読むたびに日記を書くのがやんなります(相手はプロなのに) 岸本葉…

顔バレ

いい歳をして、自分の顔に年齢なりの自信が持てないものですから、サイトでも顔出しはしていません。つい先日もTVの取材があったときにはできるかぎり顔は出さないで欲しい・・・と懇願したりするようなていたらくです。 店自体も一般の方々がドサドサ見える…

家が人を創る

以前にお越しいただいたお客様は、苗字を聞けば多くの人が「ああ、あの・・・」わかると名前が知れた方です。予約をくださったのは別の方でしたので、「どこかで見たような・・・」と思うだけで最初はご本人とはわかりませんでした。 話っぷりはぶっきらぼう…

メディアは飲んでいるか?食べているか?

雑誌やTVなどのメディアのグルメ特集の場合、実際編集者、ライターが食べ歩き、飲み歩き、自身で選んだ店やお酒がラインアップに並んでいるか?ほとんど場合、選ぶ前に食べ歩き飲み歩いてはいません。取材の際に初めて触れているのです。(もちろん情報は良…

伝説の還暦

兵庫県は安富町 下村酒造「奥播磨」は店でも大切にしている日本酒の一つです。 平成十年、当時の高垣杜氏の還暦を記念して造られた「還暦」というお酒がありました。お祝いのお酒ですから後にも先にもこの年のみ。純米の米の旨みの凝縮感、キレイなやさしい…

女優はCGを凌駕する

チャン・イーモウの映画を劇場で観るのは初めてでした。 「王妃の紋章」 映画館で観なければ損をする、というほどの豪華絢爛、大迫力の映像、イーモウお得意の華やかで色彩豊かなセットと衣装のてんこ盛りに加え、圧倒的な数の迫力が迫ってきます。一部では…

日本酒の会

ずいぶん久しぶりに日本酒の会を開きます。 5月17日(土) 18;30 会費¥20000 定員15名様(先着順) お出しするお酒のメインとなるのは、 義侠 純米大吟醸昭和58年 満寿泉 純米大吟醸「紫寿」 義侠の昭和58年は義侠にとって記念碑的な純米大吟醸、…

名演その27〜チック・コリアその2

先日wowwowで録画したジョン・コルトレーンの1960年代の映像はファンにとっては目が釘付けになるような90分でした。1960年代にあのコルトレーン・グループの演奏がどれほどずば抜けたものであったか、コルトレーンのソロがどれほど神がかり的であ…

 筆まめ

どちらかというと筆まめな方だと思います。 mailが当たり前になってからはペンを取ることは少なくなりましたが、葉書や手紙を書くことは億劫ではありませんし、事務的な作業は大嫌いでも、私信はいただくのが大好きな分「ちゃんとお返ししなくては」という思…

思わぬ読者

「昨日、ブログ拝見してました」 「えっ!この方が?」と思わぬ方に声をかけていただくと、「えーーーと、なんかまずい事かいてないよなぁ。。。」としばし思いをめぐらします。 10年前、ブログという言葉はもちろん影も形もなかった頃、日記を書き始めた…

お休みの理由(わけ)

お店には臨時休業というのがあります。理由は様々、個人営業であれば、急な用事やら突発事故やら・・・他に変る人がいなければ仕方のないことです。 以前に見たり聞いたりした張り紙にこんなのが、 「身内の葬儀のため臨時休業します」 お気の毒ではあるので…

パン屋さんとジャム屋さん

引っ越してしまうお気に入りだったパン屋さんに教えていただいた新しいパン屋さんは、ご夫婦+パートさんで営む小さな小さなお店。仕事がしっかりしていて何を食べても合格点です。パン屋さんの基本は近所にあること、ほんのちょっとづつでも出来れば毎日立ち…

「フィクサー」

ああいう風に年月を・・・・といえば、昨日観た映画「フィクサー」 のジョージ・クルーニーがまさにそれ。映画それ自体、サスペンスとして新たな境地を見せている秀作です。特にオスカーをとったティルダ・スウィントンのラストの演技は圧巻です。そしてジョ…

吉永小百合

TV

先日映画のためのTVドキュメンタリーに出ていた吉永小百合さんは、ありえないほど美しい62歳でありました。続いて昨日の週刊ブックレビューでは新刊本のためのインタビュー。インタビューに答える吉永さんというのもあまり見た経験がありません。垣間見え…

チャイコフスキー五番

先日のNHK-FM吉田秀和さんの番組で放送されたのはチャイコフスキーの交響曲第五番。ブラスバンド経験者(特に金管楽器)にとってチャイコフスキーの四番、五番、「1817」は心が熱くなる曲です。ゲルギエフ〜ウィーン・フィルのそれは大きくうねりゆれながら…

乙訓の竹林

昨日お話をした乙訓の竹林の写真がありました。 ね、美しいでしょ。 雑草はもちろん、余分な竹は見当たりません。美味しい新筍のためだけに一年手をかけた竹林です。

地産地消ではおぼつかない

以前に「地産地消だけを標榜していては使うべき食材は手に入らない」というようなことを書いたことがあります。 今旬を迎えた新筍は、まさに地産地消では無理です。一般的に考えれば、「地元の採れたての朝掘り筍を朝のうちに下茹ですれば美味しくないわけが…

チェーン店

チェーン展開をしている飲食店にはあまり興味がありません。 自腹で行くチェーン店と言えば近所のドトール(豆を買いに、もしくはサンドウィッチを食べに)くらいかも。 今日のお昼、町内のあるお疲れ会の昼食会場は中部地区にチェーン展開する和食店でした…

デイリーな日本酒

5-10年前からでしょうか、小さな蔵のお手頃な日本酒が劇的に美味しくなってきました。 それ以前には「十四代本丸」「飛露喜特別純米」「磯自慢特別本醸造」など2000円台で手に入る日本酒の美味しさは驚異的で、並ぶものはたくさんはなかったような気…

そういえばワイン

クロード・デュガのグリオット・シャンベルタンのことを書いていて思い出したこと。日本酒が劇的美味しくなってから30年は経っていないことと同様に、ワインが日本人に受け入れられるようになってからだって30年は経っていません。赤玉ポートワインがワイ…

田芹(たぜり)

「田芹は根っこまで食べるもんです」そうやって聞いていなければ、職人のサガ、野菜の根っこは切り取ってから使ってしまいます。 さっと湯がいて漬け地に浸し、葉はざっくり根っこは細かめに切ってとろとろの汲み上げ湯葉で和えます。芹の香りが口全体から鼻…

ワインの価値の理解

ワインを店で扱い始めてから20年近くが経ちます。 20年間同じように一つ一つのボトルについてちゃんと理解していたか?というと、理解の速度は驚くほどゆっくりしたものであったといわざるをえません。何しろ情報は長い間ワイン屋さん経由のものだけであ…

ビールの熟成

ビールにも熟成の期間が必要である・・・ってご存知でしたか? ガージェリー・ビールの佐々木社長がメインテナンスのためにわざわざ寄ってくださり、様々なビール話を聞かせてくださいました。中でも目から鱗であったのはビールの熟成。 いただいているガー…

ピエール・モレ

ピエール・モレさんはフランスはブルゴーニュのワインの造り手です。 1993年まではあのコント・ラフォンの葡萄畑を耕し、今でもルフレーヴの醸造長をつとめる方です。ブルゴーニュを代表する・・・というより世界トップクラスの白ワインは彼の手を経て名…

鑑評会酒

3月中旬に静岡県清酒鑑評会が行われました。日本酒好きには周知の事実ですが、静岡県の鑑評会の水準は非常に高いことで有名です。全国区で太刀打ちできる蔵が目白押しですから、どの蔵が入賞しても不思議ではありません。県でいい成績を残すことは至難の業…