2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 まれに見る古酒

店では様々な古酒を熟成させていますが、希に予想を遙かに上回る熟成に達するお酒に成長することがあります。 以前に日記で紹介した「惣花」1997年 日本盛を醸す西宮酒造の逸品。大正天皇 昭和天皇の即位の際に使われた御用酒というヤツです。 冷温で長期間…

 焼き茄子画像

8月26日(月)にご紹介した焼き茄子を実際焼いてみるとこんな感じです。 店では塩蒸しした海胆を裏ごしして海胆醤油にし、この焼き茄子に添えて召し上がっていただきます。

 茄子その2

焼き茄子もシンプルで美味しい料理です。 今回は二つの焼き茄子を。 まずはフライパンで焼く方法です。 茄子はへたを落として、縦に3つくらいに切ります。 フライパンにオリーブオイルを引き、中火くらいで焼きます。きれいな焼き色がついたらひっくり返して…

 茄子

夏は茄子です。 私が子供の頃には毎日茄子と胡瓜ばっかりが食卓に現れて大嫌いでした。「こんなんじゃぁなくて肉、肉」といったって、お肉なんて料理屋のお総菜にだって滅多に出ないような時代でした。 うんざりするほど茄子を食べさせられて、本当にこの野…

 町山さんの「風立ちぬ」評

映画「風立ちぬ」は賛否、様々な評論を目にする映画ですが、私はジブリ作品の中でもかなり好きな一本になると確信しています。 ただ、表現されていることは多層に組み合わされていて、日記に書き殴る程度ではとても好き加減を言い表すことでできそうにありま…

 初行列

今日は身体のメインテナンスの日。 痛んできた腰を、私のゴッド・ハンドに癒やしていただこうと、朝イチで東京へ出かけました。 夜の予約のためにとんぼ返りで新幹線に飛び乗る時間がちょうどお昼時、最近充実している東京駅もしくは大丸でお弁当でも買おうか…

「風立ちぬ」〜「終戦のエンペラー」〜「ワールドウォーZ」

シリーズでお酒のことを続けて書いている間に、映画にも通常のように出かけていました。 宮崎駿監督「風立ちぬ」 今や日本映画界の稼ぎ頭ジブリだけあって、シネコンでは同時に三つの会場で上映しているにもかかわらず、前日予約ですでに良い席は埋まってい…

酒造りの迷信その5

酒蔵の印象というのは大きな木樽がいくつも並び、天井や梁には古いカビのような物がびっしりあるような処という印象がありませんか?酒のラベルに「蔵付酵母」なんていう言葉が書いてあったりすると、蔵に自然に住みついた天然酵母なら美味しいお酒ができる…

酒造りの迷信その4

酒造りのリーダーである杜氏さんは長い経験がものをいう仕事でありました。われわれの仕事と同じく一年や二年の経験で美味いお酒ができるわけがないと信じられていますし、事実名杜氏といわれる方々は比較的高齢の方が多いものです。 経験豊かで老練な職人で…

酒造りの迷信その3

お酒は寒冷な土地が美味しいというのが通説です。寒仕込みは基本中の基本。寒い時期だからこそ美味しいお酒ができる。 確かにその通り、特に大吟醸などの蔵の最上級は二月の一番寒い時期に仕込まれます。 がしかし、ここ静岡のように温暖な土地でも近頃では…

酒造りの迷信その2

いい酒はいい米から。 当然です。料理もお酒も素材がよくなければ決して美味しいものはできません。素材を技術でカバーするというなどと言う事こそまさに迷信で、どれほどの技術があろうと悪い素材はカバーする事がきません。 お酒造りに適した米は、食べる…