2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 お気に入り

お気に入りの椅子がいくつかあります。 椅子好きですので、予算さえゆるせば、激しく欲しい椅子はたくさんあるわけですが、何かの縁で手元にやってきて長年使ってお気に入りになってきたものです。 たとえば、ほとんど私専用のアームチェアーとオットマン(…

 最大体重からの脱出

ほんのちょっとだけなまけていたにすぎないのです。 たった、たった三か月体重計に乗らなかっただけなのに、おそるおそるタニタに乗っかると、人生最大体重。 いつも「あと三キロ減」を目指していたのに(目指すだけで実行は難し)「あと六キロ」になりそう…

 白子筍

写真は両方とも京都 乙訓の新筍です。 左側の大きい方が白子筍 今年二回目の入荷です。 初めて白子筍を使うことができた2006年は4月26日に、昨年は4月27日の入荷、今年も4月27日。季節はなんて正直なんでしょう。春が遅くて。。。と思っていた…

姫皮〜葉わさび〜かたくり

新筍の穂の部分は幾層にも皮がかさなりあった部分があります。 姫皮と呼びます。ちょっといい名前ですよね。 成長していくと竹皮になるわけですが、若い穂は本体よりも少しえぐみがあることがありますが、「姫」の名前の通り、柔らかくて薫り高い美味しい部…

地元のお酒か全国区の有名酒か

地方都市の料理店が地元のお酒を大切にするのはごく自然なことです。 実際、店では静岡県内のお酒だけで勝負しても十分に成り立つくらいに、静岡酒最上をほぼ網羅していると言ってもいいかもしれません。 ただ、店であつかう日本酒の遍歴を考えると、静岡県…

地産地消と地酒

念仏のように地産地消をうったえ、地産地消こそが美味しさと健康の源泉であるかのようにおっしゃる方々がいます。 信じる者は救われる・・・のであれば、信奉する方々はそれこそを信じてくださればいいわけです。 同じように、地方に行ったら地元のお酒こそ…

 山菜

三回目の甘草と今年最初の葉山葵が届きました。 甘草はお椀の青味に、葉山葵は熱湯に浸して半日 甘酢に漬けて焼き物のあしらいに。

 ご相伴ワイン

昨日のご相伴ワイン ムルソー シャルム1997(コント・ラフォン) コルトン・グランシー1983(ルイ・ラトゥール) コス・デストゥルネル1981 コルトン・グランシー1983はこの日に書いたブルゴーニュワインの枯れた熟成がピークに達した超逸品でありました。へ…

まつわるストーリー 古酒

日本酒の古酒には思いいれがあります。 その扉を開いてくれたのは達磨正宗さん 出会いはたしかもう20年近く前でした。今でも達磨正宗は店の大切なアイテムのひとつですが、他にも酒屋さん、私自身が自ら寝かせた古酒がたくさん存在します。 先日までお客様に…

面白い物

NHK大河ドラマを一年通して見た最後は何だっけ? 全く思い出せないほど(「篤姫」を2/3くらい観ました)縁遠いものになっているはずなのに、今回の「平清盛」は面白くてずっと観てます。なんで視聴率が悪いんでしょ?俳優陣はもちろんのこと脚本の藤本有…

お弁当

「弁いち」という店の名前の「弁」が示すように、もともと祖父は仕出し弁当を作るとことから商売を始めました。 以来90年、当然のようにお弁当は店にとって大切な仕事のひとつです。 一番よく利用いただく\2100のお弁当(折詰)の器を変えましたので、自分で…

お花見

花かんざしのまるやまさんのブログを拝見していたら「恒例の浜名湖サービスエリアでお花見」と書いてありました。 灯台もと暗し こんな近所に桜があったなんて。。。。いや思い出してみると、20-30代 ヨットに乗っていた頃に海の上から浜名湖サービスエリア…

棚からひとつかみワイン会のご案内

今年一年、何回かに渡って日本酒の会 ワイン会を行います。 題して「棚からひとつかみ 日本酒 ワイン会」(もちろんパクリ オマージュ なんとでもご想像ください(笑) これまでワイン会 日本酒の会は大仰にお題目をきめたものが多かったわけですが、もうち…

深川飯

水温む頃、貝が美味しくなります。 三月の雛の節句に蛤を使うときに始まって、四月に入るとさらに蛤 浅蜊は身がぷっくりとふくらんで一年中で今こそが食べ頃なんであります。 浅蜊は前菜に沼田(ぬた)でも使いますが、ここまで美味しそうだとご飯にも。 と…

達見!

facebook上で伊藤章良に教えていただいた、哲学者 適菜収先生の記事にスカッと抜けるような青空を見た気がしました。 「B層」グルメに群がる人 この「B層」って概念がもやもやしたものを払拭してくれました。 新聞記事は過去ログが見られなくなってしまうの…

ほろ酔いセット 詳細

今月のほろ酔いセットで提供するお酒の詳しいお話をしなくていけませんでした。 お得意様はすでにご存じですが、お客様にお酒をお出しするときには多くの場合(お客様のお話の邪魔にならない程度に)お酒にまつわるお話しさせていただきます。今回は初見の方…

 ほろ酔いセットのご紹介

弁いちであつかう極上の銘酒たちを気軽に召し上がっていただくためのご提案をさせていただきます。 普段ですと、店ではコース料理が主体となってそれにあわせてお酒を提供するスタイルをとっていますが、コース料理とお酒を合わせるとどうしてもお値段も立派…

 ”戦火の馬”〜”ドライブ”

先々週はスピルバーグの「戦火の馬」を、そして昨日は「ドライブ」を映画館で観てきました。 「戦火の馬」 名監督は子役の使い方が上手いと言われます。スピルバーグは”E.T.”でドリュー・バリモアを、「太陽の帝国」でクリスチャン・ベールを、「宇宙戦争」…

日々の更新

一昨年のリニューアル以降、私自身の仕事が忙しくなって板前日記の更新が毎日・・・というわけにはいかなくなってきました。へたをすると三四日の空白が空くのも日常になったりして。。。 まっ、仕事や身体に支障をきたしてまで更新をしなくてもいい・・・と…

 縁高

お茶席の点心には縁高弁当と松花堂弁当が使われます。 週末にお得意様のご注文で用意したのは縁高弁当。 決まり事は様々あるのですが、近頃になってやっとそういうしばりから抜けるような仕事になってきました。もともとは茶懐石を簡易にするように考えられ…