本年度県知事賞

今年３月１４日に静岡県の清酒鑑評会が行われました。

写真の杉錦（杉井酒造）純米大吟醸しずく取りが純米の部の第一位県知事賞を受賞しました。

三年ほど前から使い始めた杉錦の酒質の向上ぶりは目を見張るものがあるのですが、純米の部でもついに第一を獲得しました。社長が杜氏を兼ね始めたのが確か五年ほど前、小さな蔵の手仕事が実を結ぶには時間はかからなかったという印象があります。平成１７年の出品酒に驚いたのがつい昨日のような気がします。これほどいいお酒を造っていても、評価は東京から始まったと聞きます。長谷川酒店のご主人の後押しを受けて評価は広がりました。未だ県内での評価は決して高いとはいえないのがもどかしく感じます。酒質そのものは全国区で有名な磯自慢や開運、初亀と同様に静岡県人が誇るべき蔵だと確信しています。

レベルの高い静岡県の鑑評会ですから、上位入賞蔵の味の差はほんとうに微妙なものであるといいます。上位には私ン処でも使っている常連処がずらずらと名前を並べています。

この純米大吟醸、入荷量はもちろん少量。早いもの勝ちです。