2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラジオよもやま

マキタスポーツさんの回で聞き始めた「ラジカントロプス」が面白くてpod-cast チェックが止まらなくなりました。1時間に近いインタビュー、しかもTVでは実現しないようなゲストに興味津々です。 NHK「サラリーマンneo」のメイン作家内村宏幸さんも充実してい…

悪口になってしまうのがいけない

昨日一昨日と日記を書きながら、読み返すとどうみても悪口と取られてしまう文章になってしまって、結局アップすることができませんでした。 昨今のTVドキュメンタリーの定番、抜きん出た能力を持つ方を長時間にわたって密着取材して番組化するお決まりの例の…

竈の灰まで

江戸から明治への移り変わりの時代、福沢諭吉「学問のすすめ」で表されたように、職業選択の自由がうたわれ、制度上身分で縛られることから開放されました。 商人の子が政治家になることも、学者の子が芸人になることも可能になったのです。 とはいえ、それ…

お茶事の仕出し

お得意様の喜寿のお祝い茶事に仕出しのお料理のご注文をいただきました。 ご用意したのは向付け お椀 縁高弁当。 お向う 遠州灘産の甘鯛昆布〆糸造り 浜名湖産新海苔 山葵 紅芯大根 加減醤油 お椀 紅白真蒸おぼろ仕立て 海老真蒸 帆立真蒸 聖護院大根 鶯菜 …

ベット横の鈴

どんなにピッタリだと思っているウオーキングシューズを履いても、魚の目がときどき出来てしまいます。先生曰く「歩きすぎ」なんだそうで、気になると削ってもらいます。 もうずっとお世話になっている皮膚科病院の処置室はカーテンで区切られたベットが5台…

業界の新年会

昨日は業界の新年会。いつものように世間の忘新年会が終わった頃、遅まきながらの「今年もよろしくお願いします」とご挨拶をします。 料理店のオヤジ達が集まるのですから、芸者衆が入り、コンパニオンがお酌をして回りという典型的な宴会の様相を呈している…

地球の歩き方創刊30周年

「地球の歩き方」が創刊30周年なんだそうです。 今では紋切り型の旅行ガイド本の一つに数えられてしまうようですが、30年前にこの本にお世話になった私には感慨深いものがあります。 私が一世一代(と本人は信じて疑っていなかった)の半年間北米貧乏旅…

料理以外に支払うもの

料理店で支払うお足の多くは料理とお酒への対価だと思われるでしょう。確かにお代は料理とお酒の原価計算からはじき出されています。 しかしながら、そこには掃除が行き届いているとか、白衣が汚れていないとか、笑顔でお客様に接するとか、料理が遅れないと…

年越しの柿

前庭の柿が今年はまだついたままです。もう春を迎えようとしているのに。 毎年年越しをする柿は2-3個で、一月の頭には全部が落ちてしまうのですが、未だにこんなについていて、毎日ちょっとづつ道路に落ちては道を汚してしまっています。 通行人に当っては…

粕漬け

冬になると蕪や大根といった根菜をたっぷりいただくことがあります。 すぐに使い切れないときには漬物が最適です。 塩漬けや柚子醤油漬けなどといった定番もいいのですが、一番日持ちがするのが粕漬け。冬の間なら冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。 蕪は厚め…

備忘録として

「黒澤明という時代」小林信彦 「三谷幸喜のありふれた生活2―怒濤の厄年」三谷幸喜 「一言半句の戦場」開高健 「アンリ・カルティエ=ブレッソン」 「ほかならぬ人へ」白石一文 ”STATIONERY HACKS! ”土橋正 小山龍介 「孤高のグルメ」久住昌之 谷口ジロー 正…

お客様へのストレス

あるお客様から伺ったお話。 首都圏にある某店に予約の電話を入れたとき「できれば器に傷がつかないようにアクセサリーの類ははずしてご来店いただけるとありがたい」という申し出があったといいます。 「いい器を使っているって聞いていたけど・・・すごい…

身欠き鰊

鰊蕎麦で有名な身欠き鰊は鰊をほしたものです。 昔は保存食として三枚におろした鰊をカチカチになるまで乾燥させたのですが、今では冷凍技術が発達して、半乾きくらい半干しのソフト鰊というやつが一般的になってきています。 写真はカチカチ版の本身欠き鰊…

酒屋さんでいただくお酒

飛露喜を頂戴する酒屋さんは車で1-2時間の処、頻繁には伺えませんが、夏と冬の二回、その時期しか手に入らないお酒が出揃った頃には必ず訪問して車を日本酒でいっぱいにしてきます。 伺えば一時間ほどは滞在することになるわけで、当然のようにその間に様…

飛露喜

「第二の○○」と呼ばれることは「有名な○○のような」という意味にとられありがたいようなありがたくないような・・・結局一番の○○を超えられないとも聞こえるわけで、私はあまり使わない言い回しです。 福島県会津坂下 飛露喜はよく「第二の十四代」と呼ばれ…

みかんの温度

今年のみかんの出来はとてもよいそうで、糖度が高くて甘い美味しいみかんが食べられます。 亡くなった母の実家は三ケ日 奥平山のみかん農家で、これまでずっとみかんは買うものではなくていただくものでした。 世の中では三ケ日みかんというブランドで有名で…

小左衛門の実力

岐阜県土岐のお酒 中島酒造 小左衛門 「直汲み」純米大吟醸生平成20年 今回いただくのが三回目でやっとその本領を理解できるようになりました。二年の熟成を経ていることが味わいに穏やかさを与え、こなれていたのがよかったのかもしれません。日本酒の熟…

アバター

小林信彦さんの「黒澤明という時代」の冒頭にこんな文章があります。 「文学でも、映画でも、その作品が発表されたときの衝撃ーーーこの言い方が強すぎるとすれば、人々の中にじわじわと広がってゆく波のようなもの、と言い変えてもよいのだが、これはリアル…

親の至福

家族のことを公のサイトに書くことにはためらいがあるのですが、まっ、新年でもあるし。。。ということで。 正月休みに観ていた録画の「名曲探偵 アマデウス」のお題は武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」 外出先から帰ってきた長男がTVをチラッと見て「お…

ルーティーンのある生活

あけましておめでとうございます。本年も弁いち 板前日記のご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 私、若い頃から徹夜が苦手でした。 仕事で徹夜か、それに近いことをすると二〜三日使い物にならないことが多くて、身体はきついし、結局効率が悪いことが多…