2001-11-01から1ヶ月間の記事一覧
左が常時日本酒のラインアップに並んでいる「奥播磨 鑑評会出品別仕込み平成11年」の一升瓶 右が同じく「奥播磨」の「純米吟醸 袋絞り斗瓶取り」を半斗瓶で酒屋さんに寝かせていただいてあったものです。 並べることで、大きさがわかっていただけるでしょう…
リーーーンと電話が鳴って、 「今、お宅のお弁当いただいた者ですけど」 ドキ! 何か不始末でもあったか? 弁当に髪の毛でも入っていた? 箸を入れ忘れた? 数を間違えた? 配達場所を間違えた? 配達の途中で交通事故でもあった? 請求書の金額が違っていた…
先週は新装開店の店2軒を含め、三つの初めて伺う料理店へ出かけてきました。 ひとつは、料理店の経営者として一番尊敬する先輩の店。 外装内装、献立など、コンセプト全体を新たにした居酒屋さんを立ち上げられました。 普通だとコンサルタントを使って出来…
秋の川原は気持ちがいいです。 風はほんのちょっと肌寒くっても、日があたる所はポカポカと暖かくて焚き火にはもってこいです。 この季節には「芋煮」です。 小学生の子供たちは火付けと火の番、ワイワイいいながらもマッチ一本だけで見事に火をおこしました…
実は自分自身が見ていたのではなくて聞いた話。 ニュースステーションに出ていた大江健三郎の言葉。 「大人に向けて書くのと、子供に向けて書くのはどちらが難しい?」と聞かれていた。それに対して直接は答えないで、次のように言った。 「私は大人に向けて…
ジャズ・ピアニスト トミー・フラナガンが亡くなりました。 名盤「オーバーシーズ」だけでもジャズ史にのこるピアニストでありますが、長く、ホントに寄り添うようにつとめたエラ・フィッシュジェラルドの伴奏。 名盤ソニー・ロリンズ「サックスフォン・コロ…
今年も講師を承っている調理師学校の出品会で審査員をしてきました。 日本料理を学んでいる生徒達の卒業試験の一環です。 それまで学んできた事をすべて献立として表せなくてはいけませんから、時間をかけて取り組むようです。 専門学校で一年もしくは二年、…
ブラジル エジウソンのあのトラップを見たか?リバウドのステップを見たか?デニウソンのヒールパスを見たか? 土壇場のブラジルが牙をむき出した姿は美しい。 ワールドカップ 初出場を賭けたエクアドルの国全体の熱さを見たか? ついに予選敗退かと危ぶまれ…
忘年会のシーズンが、近づくと普段あまりお見えにならない世代の方々が来店されます。 昨日、早めの忘年会で20代前半の女性が何人かお出でになりました。 自家製唐墨 ダメ いくらご飯 ダメ ブルゴーニュ ワイン (アンヌ グロ) ダメ 「お飲み物はいかがし…
二日続けてウオーキングの最中に、先日亡くなった古今亭志ん朝さんの落語を聞いています。 「明烏」「船徳」「居残り佐平次」「雛鍔」 面白い!! だけじゃなくて奥行きがある、情がある、形がある、切れがある。 こういうのを話芸てぇんでしょうなぁ・・・…
料理屋に来ても料理を食べない方がいらっしゃいます。 不味くて食べない場合。これはどうしようもない私の責任ですから、お詫びのしようもありません。修行不足です。 好き嫌いがあって食べられない場合。大人数の宴会では無理ですが、少人数であれば、好き…
料理屋さんに伺って料理その物に満足する時というのは、和食でも中華でもフレンチでもイタリアンでも、「手抜きのない皿」に出会った時です。 原価がこれだけだからこれくらいでもしょうがないか・・・・というヌルところがないとでもいうのでしょうか、そう…
ジャズ・サックスプレーヤー ジョン・コルトレーンの1962年から1693年にかけてのバラードが好きです。 メル・トーメとの共演での”MY ONE & ONLY LOVE” デューク・エリントンとの共演での”IN A SENTIMENTAL MOOD” IMPRESSIONS での”AFTER the RAIN” …
「12月の第二金曜日 20名でお部屋がとれますか?」 「はい。ありがとうございます」 「名前は○○○ 電話番号は○○○-○○○○です。時間は19:00からでお願いします」 「はい、かしこまりました。○○○様、お電話○○○-○○○○ですね」 「女性が半分くらいですので、お…
浜松の北東部、豊岡村の海老芋です。 京都あたりの名料亭も好んで使う極上素材が間近で栽培されています。 しかも農家さん指定、直送(農協経由ではない)造り手の顔が見える素材はありがたい事この上ありません。 下茹でして、出汁、たっぷりの追い鰹、昆布…
ある女性のお客様に「弁いちでの食事ってお茶会のようだ」といわれました。 嬉しいような恥ずかしいような・・・・・ いい意味での「お茶会のよう」はさておき、反省すべきは私の形にお客様を強いていることです。 お好みは伺うとは言え、料理はお決まりのコ…
今年の三陸の鮪は素晴らしいです。 私ン処では、例年10月末〜11月のこの時期にだけ鮪をメインに使います。お寿司屋さんであれば、鮪がない時期なんてありえませんが、料理屋では「とりあえずの鮪」はなくても大丈夫です。 今の時期の鮪は「とりあえず」では…
休日を利用して、静岡の食材屋さんと酒屋さんへ仕入れに行って来ました。 地域が違うと料理店とそれを利用するお客様の質も違ってきます。当然、集まる食材にも微妙な違いがあって面白いものです。 始めて伺った食材屋さんの若いご主人は、落ちつきのある思…
スティングのスペシャル・ライブ”・・・all this time”を聞いています。 そのライブはあの9月11日にイタリア トスカーナで行われたものです。 事件を知ったスティングはライブの前に話はじめたそうです。 「このコンサートはとても楽しいものになるはずでし…
夏の間、綺麗な白い花を前庭で咲かせてくれた夕顔の種です。 花が終わり、茎が枯れ、店の前にあるには見栄えがかなり悪くなってはいたのですが、今年は花がたくさんなってくれたので、種が取れればとじっと我慢していました。 枝が青々しい間は種はなってい…
つまんないお話ではありますが、芸能通でないのに、芸能諸事情をみてはブツブツ言っているのが好きなようです。 ただブツブツ言っているだけで、芸能筋の何が変なのか嫌なのかよくわからないところを、ナンシー関様がズバッと切ってくださる。私にとってはこ…
「このこ」です。 「ばちこ」とも呼ばれます。 三味線のバチみたいでしょ。 なまこの卵巣を干したものなのですが、この手のひらより少々小さいくらいの物を干しあげるのに数十匹のなまこが必要といわれます。 さっと炙って前菜や八寸などに盛り合わせます。 …