2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

たぶんこれ一本

新潟長岡の「和貴泉」 ラベルにかすかに見える「60」の印 たぶん昭和60年の印でしょう。裏には5年古酒の文字。つまり昭和55年醸造のお酒ではないかと思われます。 お付き合いのある酒屋さんの冷蔵庫に寝かされていたものです。 穏やかな熟成香、「これが新潟…

生ビール

今では私ン処のようなお座敷中心の日本料理店で生ビールをお出しすることは当たり前になりましたが、ほんの15-20年前には生ビールを置くことにかなり抵抗がありました。 「お座敷にジョッキなんて野暮ったい」「ジョッキの生ビールは居酒屋さんのもの」「カ…

お造り

今日のお造り。舞阪の一味鯛 御前崎のかます焼き霜造り 松輪の〆鯖 あしらいには加賀太胡瓜 赤皮栗南京 穂紫蘇 山葵 器は麦藁手片口向付 一味鯛はお昼ぐらいに活き〆にして熟成させます。かますは白板昆布で前日に昆布〆にし直前に皮目を焼きます。鯖はたっ…

ジャム

まだ二三回しかいただいていないのに一気にファンになってしまった「杜屋」さんのジャムと焼き菓子。通販がメインで店舗を構えていらっしゃらないのですが、たまたま毎月一回ペースで出かける仕入先までの道の途中にお宅があることがわかってお家までずうず…

ウィル・スミス

TV

いやぁぁぶったまげました。「笑っていいとも増刊号」で観たウィル・スミス。 ハリウッド大物俳優にもかかわらず名物コーナー「思い込みソックリさん〜ハリウッド版(ウィル・スミス企画)」に登場しました。バラエティ番組の企画モノ、しかも英語で対応して…

桃の季節です。 美味しい桃はとても高いので、仕入先にお願いして出物があったときに買っておいてもらいます。皮をむいて一口大に切りコンポートにします。レモンのスライスを加えて酸味もちょっと。冷やしたコンポートにシャリュトリューズ風味のアングレー…

ご相伴ワイン

日本ワイン界の重鎮 山本博先生のお話 『およそこの世の酒好きは二種類に分けられるそうである。 「値段が高い酒は良い物だ」と思う人と、「良い酒はどうしても 高くなる」と思う人だそうである。後者に属する人々に、シャンパンの中でこれぞ極めつきの一本…

日本野球

スポーツ全般に疎いうえに、野球には全く興味がないので頓珍漢であったらご勘弁を願いたいのですが、詳しい方にお伺いしたいのです。 「日本の野球って強いの?」 各メディアで「最強のメンバー」といい、「選手の実力を考えれば(金?)メダルは確実」と煽…

鯖の味噌煮

今日生まれて初めて「鯖の味噌煮」を作りました。 もちろんお客様に、ではなくてお惣菜です。 お惣菜の基本、スーパーベイシック、鯖の味噌煮、なのに今まで料理してことがなかったのです。経験30年以上の板前なのに・・・ウソみたいですが、本当です。案外…

跡継ぎ

「息子にこの仕事を継がせるべきかどうか?迷うんだよねぇ。これからの時代決して安定的に儲かる仕事じゃぁないから」とおっしゃるのは開業をされているお得意様のお医者様。 別の歯科医のお得意様も「昔のように積極的に息子に跡継ぎ薦める時代じゃぁないで…

五輪の君が代

「えっ?」と思った方もいらっしゃるのでは? 北京五輪の「君が代」です。アテネに比べると聞く機会は少ないのが残念ではあるのですが。 あの君が代、アレンジの指定を日本からしていないのかもしれませんね。 弦の音が厚いのは大変結構なのですが、リズムが…

隠れ家風料理屋

「隠れ家風○○」と銘うった料理店が現れ始めたのはいつごろからでしたでしょうか?もうかれこれ10年くらいにはなるのかもしれません。 もう下火かも・・・と思いきや、消費者はいまだに「隠れ家風」がお好きなようです。 昔からのまっとうな日本料理店では、…

夏休み

8月15日〜17日 夏休みを頂戴します。 日記もちょっとお休みかも。 ぼーーっと、のんびりさせていただきます。

「ダーク・ナイト」

もう、「メメント」や「インソニアム」の時代のクリストファー・ノーランでは全くありません。前回のバットマン以上にノーラン監督は重厚になっています。 それに加えてヒース・レジャーの怪演。彼も「パトリオット」はもちろん、「カサノヴァ」「ブロークバ…

近頃の若いモン

「近頃の若いモンは・・・」と語ってしまう年齢に充分に達してしまっていても、意地でも言いたくありません「近頃の若いモンは」とは。それでも斜に構えてみるメディアに、あまりにも頻繁に「このところの若者の気質は明らかに危ない」などという言葉を見続…

一期一会

今どき「一期一会」を「いちごいちえ」と読めない人はいないでしょう。それくらい世間に根付いた言葉になっていますが、この言葉は古来からずっと受け継がれている言葉だと思っている方がもしかしたら若い人には多いのではないか、と、ふと思ったのです。 先…

メディアの良識

この日記ではメディアに対して厳しい言葉を投げかけることが多くあります。影響力の大きさに比べ、彼らの見識はいかがなものか?と思うことがあまりにも頻繁であるがゆえです。 が、 すべてがそうばかりではありません。 以前にも紹介したことがある「しずお…

チャン・イーモウの開会式

北京五輪 チャン・イーモウの開会式は、先日映画館で観た「王妃の紋章」がCG抜き、ライブで目の前に繰り広げられているようでした。スケール感、物量、人の渦、イーモウ監督が俯瞰からにんまり笑ってご満悦で指示しているのが見えてきそうです。ただ、「王妃…

オリンピック

いよいよ北京オリンピックが始まります。 日中国交回復 田中角栄訪中のとき、映像に現れた北京の青い空はすがすがしく強烈に印象に残っているのですが、今の北京は。。。 で、オリンピック トップアスリートのパフォーマンスにはものすごく興味があるのです…

ナターシャ・グジー

目が釘付けになるということがあります。昨日は耳もいっしょに。 いつも録画しているNHK教育「知るを楽しむ」を見終わった後、見たことのない美しい女性が「チェルノブイリとヒロシマ」と題して流暢な日本語で語っていました。 ぼんやりと見ていたものですか…

お子様

ある程度以上のお値段のお店では「お子様お断り」が多いと聞きます。 以前から言っているように私ン処では「お子様歓迎」「そのための個室ですから」と申し上げています。実際お子様でも常連といえる方々がたくさんいらっしゃいます。もちろんご両親がお得意…

赤塚さんの死

赤塚不二夫さんが亡くなりました。訃報を伝える映像にはTVアニメの「天才バカボン」が盛んに使われていますが、私には週刊誌で見る漫画でなければ赤塚さんのような気がしません。TVアニメの人ではないのです。 私世代にはなんといっても「おそ松くん」 「シ…

鑑真和上

仕入れのついでに静岡県立美術館に「鑑真和上展」に出かけてきました。大阪修行時代には京都奈良の有名寺院には足しげく通ったのですが、唐招提寺は未訪でした。 10年をかける大修復の間に全国を巡るのは重文、国宝クラスがごろごろある寺の収蔵品の数々。…

香川京子

NHKFM「日曜喫茶室」に女優香川京子さんが出演していました。 ちょっと前の朝ドラ「芋たこなんきん」で見たとき、「藤山直美の母親役ではちょっと若すぎるのではないか?」などと思っていたのですが、とんでもない、当時すでに70代半ばであったのです。び…

司馬遼太郎

たまたま大河ドラマ「篤姫」を見ていて、自分が西郷隆盛や大久保利通のことを全く知らないことに気がつきました。 海音寺潮五郎か司馬遼太郎でも読んでみようか・・・と本棚を探してみても、確かあったはずの父の「翔ぶが如く」が見つかりません。父の生前、…