2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

早くも受賞酒

つい先日全国新酒鑑評会の結果が発表されいましたが、早くも金賞受賞酒が届きました。 山形県庄内の「鯉川酒造」の金賞受賞タンク大吟醸です。 香りはあくまで穏やか、ふくよかな膨らみと切れる後味が素晴らしいお酒に仕上がっています。 「鯉川」といえば亀…

音楽好きの人口

ジャズピアニストにして、日本を代表する作曲編曲家である守屋純子さんは文章も秀逸で、「なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?」 という本を出しています。 中で彼女は ”なぜ牛丼屋ではいつもBGMにジャズがかかっているのだろう。ふとそう思ったことはあり…

 あっ、そうかぁ

伝え聞きではありますが、対談で室井佑月が語るに「落語って勉強しなくちゃ面白くないって変じゃない?笑なんだから何にもしなくても面白くなくちゃ」と。 うーーーん、当たり前なんだけどものすごく的を得てます。 小林信彦さんが「落語を評論的に語るのは…

読み取れない感性

近頃流行りのカフェや料理店に、アンティークまでいかない、かといってレトロでもくくれないようなちょっと見古くて安っぽい家具を、一見まとまりなく並べている店を見かけます。 静岡の「枇杷」(中華料理店)とか、すぐ近所にある小さな小さな喫茶店もそん…

王道は険しい

○○ダイエットの類にはもう絶対に手を出すまいと誓い、体重を落としたければ食事の管理と適度な運動以外にはないと信じているのですが、王道ともいえるこのダイエット法は意志薄弱な私にはハードルが高いのであります。 昨年11月に風邪をひいて、運動、とく…

蓴菜

秋田産の蓴菜。 いい蓴菜は小ぶりでゼラチンのようなプルンプルン状のものがたっぷりしています。となると、秋田産、広島産、京都産なんぞにいい品物があります。 今年は糖度が豊かで小さなトマトといっしょに加減酢で。

見てみよう

いつもメディアに攻撃的なのに、知らず知らずの内にその論調によりそった考え方をしている自分に気づきます。 インフルエンザ流行りも含めこの何年かは「厚生労働省=悪の権化」の風潮があります。私なんぞ、そのまんま信じてしまいそうな上に、さらには今ど…

過剰報道

世間の9割は今のメディアのインフルエンザ報道は過剰であると感じているのではないでしょうか。 毎日トップ。「首都圏で二人」ってだけで大騒ぎ。ニューヨークへ高校生を派遣した校長をつるしあげる記者。さんざん世間を煽っておいて、最後に訳知り顔で「冷…

”お奨め”に見える見識

TV

人に何かをお奨めするとき、その分野での見識が見えることがあります。 どれほどの経験の積み重ねがあるのか、文学の分野でも音楽の分野でも映画の分野でも、もちろん食の分野でも、お奨めする人の能力をわきまえた上するお奨めには時にその方のエッセンスが…

備忘録として

フィリップ・フォレスト「さりながら」 中野京子「怖い絵」 北方謙三「望郷の道」 水村早苗「日本語が亡びるとき」 萩 耿介「松林図屏風」 新井満「自由訳 般若心経」 萩 耿介「松林図屏風」 山本兼一「利休にたずねよ」を読んだすぐに後でしたので、より興…

近寄れない憧れの存在

頼近美津子さんが亡くなりました。 彼女で思い出すのはNHKの「テレビファソラシド」 女子アナという呼び名がまだないころ”「あの」NHKにこんな子が”と大抜擢もあって脚光を浴びたことをよく覚えています。しかもニュース原稿を読むことが主な仕事であ…

ワイングラス

ワインを大切な飲み物として扱っている料理店では、グラスもそれなりのものを使っています。 よく見るのはこれでもか・・・というほど大きなボール型ややや縦長のグラスです。 私が初めてワインを飲んだ1970年代にはあんなグラスを日本で一般的に見かけるこ…

しずおか吟醸物語

連休の6日午前中にロカール局SBSで放送された「しずおか吟醸物語」をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。 地方局でもこれだけ良質なドキュメンタリー番組ができるのです。これはもう鈴木真弓さんの執念が作り上げたといっても過言ではない作品です…

気になる歌い手

この一か月くらいで気になった歌手。 FMで放送された塩谷哲さんのライブにゲストで現れたミュージシャンは皆実力派でした。佐藤竹善、絢香、玉城千春はさておき。 田島貴夫、柴田淳。二人とも巷では超有名歌手らしく(耳にしたことはあるのですが)レンタ…

ご飯の推移と傾向

長谷製陶(現長谷園)さんの「かまどさん」を使ってお客さまごとに土鍋ご飯を炊くようになったのは、「かまどさん」発売間もない確か10年ほど前。その当時お付き合いのあった新潟の酒屋さんに紹介していただいて使い始めました。当時、「料理屋に5個10個と買…

つきつめてたどりつくところ

今朝、起き上がって居間に下りTVをつけると、たまたまBS-HIに映っていたのがハンドベルの演奏。 ハンドベルもここまでたどりつくものであったのかと驚きました。演奏していたのはソノス・ハンドベル・アンサンブル。 私たちが日本で聴くことがあるのは女子高…

言われて思い出した献立

いつもあふれるように創作した料理が頭に浮かべば仕事をしていても楽しいことこの上ないのでしょうが、貧弱な発想しかできない私はいつも乾いた雑巾を絞るようにして献立を考えます。 一つの食材に対して何個の料理を思い浮かべることができるか。思い浮かぶ…

商店と企業

私が子供のころにはまだ大きな企業が日本にはたくさんはありませんでした。 地元でもホンダは町工場に毛の生えた程度、お弁当の支払にも手形を切る様な危うさがあるくらいの会社でしたし、スズキもこんなに大きくなったのは私から見るとつい最近のことです。…

バラエティの本道はラジオにあり

連休の間にFMで放送された「ラジオマンジャック」 赤坂泰彦 雨蘭咲木子 コロッケ 押尾コータロー 門司肇 しゃべりのプロフェッショナルと音楽の職人が生き生きと丁々発止のやり取りを「生」で繰り広げます。しゃべりはすべてがライブコントのように面白く、…

山菜も後半

そろそろ山菜も後半。 土湯温泉の渡邉さんから届いた しどけ、こしあぶら、山独活(やまうど)、たらの芽、はりぎり どれがどの山菜かおわかりにりますか? 山の幸をたっぷりと。

遠い人忌野清志郎

忌野清志郎さんが亡くなり、メディアではファンたちの熱い思いが伝えられています。こんなに慕う人たちが多かったのか・・・と内心驚く思いです。 忌野清志郎さんが音楽シーンに登場したころ、若者は反体制であることが当たり前でした。体制に対して反抗的な…

「映画」グラン・トリノ

1972年型フォード・グラン・トリノ 1972年という年はクリント・イーストウッドにとっても輝かしい時代が幕を開けた頃です。1971年には「ダーディーハリー」の大ヒット。1972年には初監督映画「恐怖のメロディー」 1973年は「ダーディーハリ−2」再びの大ヒッ…

感動の共有

連休で友人が帰っていて、二人で録画してあったグスターボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの「チャイコフスキー 五番」を聴きました。 友人は私のクラシックの師匠ともいうべき存在。チャイコフキーを彼に語らせ…

チーズの違い

連休の間に出かけたある処にチーズの専門店がありました。経営する方のチーズへの造詣の深さの断片は聞いてはいましたが、地方都市なのに頑張っていらっしゃるなぁと感心します。 並んでいるチーズを見ると、デパートなんぞよりははるかに素晴らしい品揃えな…

必死さが愛おしい

TV

欠かさず観ているNHKBS2「週刊ブックレビュー」 MC陣が大幅に入れ替わった中で隔週アシスタントの谷口真衣さんがいい! おじさんは彼女の画面から見える必死さがとっても愛おしい。ライブで惚れる。 近頃のTV番組、特にお笑い系では、計算された笑いよりもそ…

チーズの食べ方

皆さんはチーズをどんな風に食べますか? どんな風に・・・ってカットしたチーズをフォークで刺して口に運ぶ。なぁぁんて疑問なく思うんでしょうね。 私もそうでした。 だいたい何種類ものチーズをワインと一緒に食べる機会というのは、日本国内では高級フレ…

日本人的おまかせ

ソムリエの田崎信哉さんのお話だったと記憶しているのですが、初めてデートで使うレストランでのコツ。 若い方が行きつけない高級フレンチレストランを決め技のデートに使うとき、席に着いた直後にトイレに行くふりをしてソムリエさんもしくはメートルをこっ…

飲み放題かおまかせか

忘年会のシーズンには「飲み放題のプランはありますか?」というご質問がよくあります。 「飲み放題はありません」と告げると、「今どきありえない!」という反応さえあります。 いつのころからでしょう「○○放題」が蔓延したのは。 しかしながら周りを見渡し…