2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

天然茸

今年の茸は遅めです。あの夏の暑さが原因なんでしょうか? で、 やっとこの秋の始めての富士山麓茸取り名人鎌田さんの茸が届きました。 アカモミタケ フウセンタケ ハナイグリ(写真には入っていませんが) 今年はシンプルに茸の天婦羅なんてどうでしょう。…

靴その2

「足にぴったり合う靴がない」と嘆いている方がたくさんいると思います。先日お越しいただいた女性も「合う靴がなくてオーダーで頼んだんだけどやっぱりだめなのよねぇ」と諦めておられました。聞けば注文靴といっても木型から作るわけではなくて採寸して合…

「サービス業に携わるものは男性客を靴や時計で値踏みする」などという人がいますが、値踏みできるほど靴や時計に詳しい人間がサービス業にそういるもんじゃぁありません。安心してください。 ただ、高価な服飾品を買うお金はなくてもカタログをみてウットリ…

8本のうちの1本

読みかけだった沢木耕太郎さんの”世界は「使われなかった人生」であふれてる ”は興味深い映画評に溢れています。こういういい評論を読んでしまうと、板前日記にはますます映画のことが書けなくなってしまうなぁと落ち込んでいたのでした。ところがPodcastイ…

図書館

どうやら近頃の図書館はどんどん変貌し、一気に増えつつあるらしいということもあるPodcastのインタビュー番組で知ったことでした。 私がお世話になった図書館といえば、高校時代。授業が終るとその足で市立図書館に向かい閉館の時間までとりあえずの受験勉…

Podcast

ウオーキング中の楽しみはCDから取り込んだ音楽であったのですが、Podcastの面白さに気づいてからは週のうち半分はCDよりもPodcastを楽しむ様になってきました。 どこを切り取っても同じ内容、下手をすると順番まで同じTVのニュース番組(ほとんどニュース・…

春風亭一之輔さん

podcastで聴いた春風亭一之輔さんの「不動坊」 「これで二つ目!?」と驚くほど風情がある語り口です。寄席に行くことができない東京以外の場所で二つ目さんの落語を聞くことはまれでしたが、podcastで有望な若手の落語に触れられるのはとても楽しいものです…

目立たぬように

玄関周りにはお客様の目に入って欲しくないものがあります。 例えば電気やガスのメーターの類は設置しなくはならないけれども、来店時に目に付くのは興ざめです。店では竹の御簾垣で囲って見えないようにしてあります。検査のオバちゃんには竹のすき間からメ…

感性の衰え

昨日、何が言いたいのかわからない日記を書いてしまって、反省することしきりなのでありますが、「わけがわからないこと」もあの日の私である・・・と恥をさらしたままにしておきます。 結局何が言いたかったのかというと、「あのケーキ屋さんが美味しくない…

ケーキ屋さんの違い

先日とあるケーキ屋さんに立ち寄りました。店を始められたのは15-20年位前だったでしょうか。当時脚光を浴びいろいろなところで評判を聞いていました。ところが今の姿はその当時とあまり変わっていないように見えて私とっては魅力的ではありませんでしあ。15…

レニー・ゼルヴィガーの驚異

休日に「ミス・ポター」を観て来ました。 映画の冒頭、ピーター・ラビットの生みの親ベアトリクス・ポターを演じるレニー・ゼルヴィガーの語り口だけで、主人公の階層、性格、年齢まで・・・・英語がわからない私でもイメージできてしまうのです。そこから全…

備忘録として

”独断流「読書」必勝法”清水義範 西原理恵子 清水義範さんは「週間ブックレビュー」の常連としてTVでもよくその書評の確かさを認識していました。この本ではいわゆる古今の名作を清水さんの視点、西原さんの視点で解析し切り刻んで面白さを披露してくれます…

庄内豚

最近の銘柄豚の隆盛はとどまるところを知らないという感があります。店でも長く使っていたやんばる島豚や白金豚 幻霜豚など、どの豚も甲乙つけがたく、以前の「とりあえずの豚」に比べると臭みがなく肉のうまみが凝縮していて素晴らしいできです。 つい最近…

小野リサの音程

BSで小野リサさんのコンサート・ライブの映像が流れていました。昔から思っていたのですが、「音程悪りぃぃぃ」 ライブはアントニオ・カルロス・ジョビントリビュートコンサートでジョビンの曲ばかりが続いています。冷静に考えてみるとジョビンの曲が異常に…

政治家の心持

権力にしがみつく政治家の心情というのは私たち庶民には全く推し量ることができません。 子供の頃から総理大臣と言えば、国会中継で野党から批判されるだけ批判され、新聞テレビでは「アホ」だ「バカ」だ「能無し」だと罵倒され、褒められるのは死んだ時くら…

桶買い

日本酒の場合、大手メーカーが地方の蔵に自社用の酒を造らせて仕入れブレンドして使う・・・これを桶買いと言います。小さな下請け蔵から見ると桶売り。「灘の生一本(なだのきいっぽん)」という言葉は「灘のお酒だけを使っていますよ」という意味で、「桶…

味の記憶

兵庫県安富町 下村酒造「奥播磨 鑑評会別仕込 生」 本年度全国新酒鑑評会金賞受賞酒です。 奥播磨に出会ったのは十年以上前、この鑑評会別仕込は中でも驚きの一本でした。当時、出品酒と言えば香り重視、グラスに口を近づけただけで鼻から脳髄に突き刺さるよ…

レミーのおいしいレストラン

Abondanceさんに「料理人は全員見るべきだよぉ」と言われて観てきました、「レミーのおいしいレストラン」 初めてディズニー・アニメを見たのは確か「101匹わんちゃん」だったと記憶しています。その当時の日本のTVアニメーションは一つのシーンに口だけが動…

家が培ったもの

「食は三代」といわれます。味覚は三代かけて形成されるというような意味なのでしょうか。 料理店の三代目に生まれ、生活の中に「食」があるのが当たり前に育ったことがどれほど味覚形成に関わっているのか?実際自分を振り返るとよくわかりません。ただ、我…

Bad Timing

電気製品、特にデジタル機器は「欲しい時が買い時」なわけで、昔のように「新製品がでるまでちょっと待って」・・・と言っていたら買い時など失ってしまうほど次々と技術革新が進んでいます。 MP3 ポータブル・オーディオは私にとっては携帯電話以上必需品。…

端境期の前菜

今の時期の前菜は季節の端境期で初秋の雰囲気を出すのが難しく感じます。 巨峰と菊の花の酢の物 天然巻海老の黄身寿司 だだ茶豆ともち米を入れた詰め烏賊 新蓮根牛肉はさみ揚げ 丹後浜詰産蒸し小芋 今年も浜詰の小芋が入荷してきました。ほっこりむっちり美…

立川談笑さん

podcastで聞いた立川談笑さんの落語「イラサリマケー」と「シャブ浜」 東京にいないとどうしても独演会とCDでしか落語に触れる機会がありません。必然的に聞くのは古典にシフトし、中でも大ネタ志向になりがちです。志ん朝さん命になってしまっていたら「イ…

台風接近

これから未明かけて台風が接近するようです。雨風が次第に強くなってきています。 街中の飲食店はガラガラでしょうねぇ。予約客が中心の私ン処はこういう時助かります。「台風が来てるから」と予約が直前にキャンセルになったことはこの10年で一組だけ。しか…

ハン・ヘジン

TV

「笑っていいとも」の録画でみた韓流女優ハン・ヘジン。 TVで見た実物の美しさにちょっとクラッ・・・ときました。(写真の三倍よい) 全く興味なかったんですけどね、「朱蒙」 ハン・ヘジンを眺めるためだけでも見る価値あるかも・・・なぁぁんてイ・ヨンエ…

温度差とかコンセンサスとか

そういえば、最近「温度差」という言葉をメディアであまり聞かなくなりました。その前に流行った「コンセンサス」はもっと聞かなくなったように思います。 両方とも耳にあまりなじみのない言葉が、ニュースキャスターや国会議員など多くの人々にわかりやすく…

田楽

9月に入って落ち鮎というほどのサイズでもなく、塩焼きでもないか・・・という時には鮎は田楽にします。 気田川、寒狭川あたりの天然鮎を白焼きにし、魚たれでさっと焼き上げてから骨を抜いて、白味噌赤味噌 二色の田楽味噌をぬって焼き上げます。塩焼きはお…

DVD

帰宅してからはDVD二題「トリスタンとイゾルデ」と「華麗なる恋の舞台で」(邦題がなんとも苦しいなぁ) 「トリスタンとイゾルデ」 ワーグナーの楽曲は耳に馴染んでいても、オペラを通してみたこともないし、ストーリーも浅学ゆえによく知りませんでした。女…

備忘録として

持っていった読みかけの本は斎藤美奈子さんの「それってどうなの主義」 ナンシー関さん亡き後、「こんな人を見たらナンシーさんならなんと・・・」と思うこと頻繁でありますが、分野は異なるとはいえ、斎藤さんの目線と論評のゆるぎなさはナンシーさんと同じ…

芝生公園

暑い夏にはウチの子(犬)を連れて外出するのは、朝早い時間か深夜のみ。今年の夏は早朝や深夜でもアスファルトの熱が高くてなかなか外に出られませんでした。 というわけで、昨日は久しぶりに涼しい朝、読みかけの本をもっていっしょに芝生公園に出かけてき…

どうまん蟹

浜名湖の名産というと「鰻」と思われがちですが、浜名湖で鰻を養殖しているわけではなく、浜名湖周辺の養殖池で養殖が行われていたのです。最近は養殖場が激減していて「浜名湖=鰻」とは言えなくなってしまっています。 浜名湖の名産といって「どうまん蟹」…