2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

國揮酒造

いまどきはちょっと有名な蔵、注目されている蔵ともなれば、必ずどこかで誰かがnet上の話題にしていたり、酒屋さんがサイトで紹介しています。一度も飲んだことのないお酒でもnet検索をすれば、ほとんどの場合ざくざくと情報が得られるものです。雑誌などで…

それ!全部!

独り占めが大好きな板前です。 美味しいものはたくさん自分の処で使わせていただきたい。贅沢なお話ですができれば「全部」 たとえば、茨城県石岡の「渡船 大吟醸原酒斗瓶取」もともとの生産量も少ないお酒なのですが、私がいただいた平成16年の渡船は二年の…

備忘録として

すぐに忘れてしまう読書履歴 「日本という国」小熊英二 読み始めたときには子供たちにも読むように奨めようかと思っていたのですが、戦後の歴史観は、様々意見の一つとして聞くべき内容かと思われます。読者のお勧め度が★と★★★★★に真っ二つに二分されている…

やっと一味鯛

昨年は一味鯛(メイチダイ)が豊漁で、夏の間毎日のようにお造りに使うことができたのですが、今年は夏も終わりの今日やっと入荷しました。 「めったに手に入りません」「一年にいい魚体のものは10枚も入荷しないかも」 などというもったいぶった言い方は昨…

ホームぺージ開設

以前にお話したこの方がホームページを開設されました。 実はこのとき「こんな作品をお創りならサイトで公表されたらどうですか」と私がたぶらかしていたのでした。もちろん、ご自身でもそんな構想は練られていたそうですが、がけっぷちから人差し指でちょん…

「24」シーズン1

「見始めたら寝る間がなくなる」と聞いていて、あえて避けてきたTVシリーズ「24」 休日といっても仕事がらみの野暮用が重なることの多いのですが、昨日は夕方の二件の打ち合わせと会合のみだった上に、この夏を通してみたい映画が一本もないという日が続いて…

漬物

京都からいつものように漬物が届きました。 しば漬け 水茄子 青瓜 茗荷 万願寺唐辛子 日野菜 私では漬けることのできない漬物のプロの仕事が味わえる品物に、毎朝自分の処で漬けるヌカ漬けや塩漬けが漬物の基本になっています。ご飯のときの添え物ですからほ…

涼一味

お茶の世界では「茶は風炉にあり」といわれるのだと聞いたことがあります。 つまり風炉の茶事がこなせれば茶人としても一人前であるとされるのだそうです。昔冷房などというものが存在しなかった頃、狭い茶室という空間で炉に火を入れても、夏の暑さを忘れる…

音楽長屋

大学時代所属していたバンドの練習場は、「音楽長屋」と呼ばれていました。 小さなリビングほどの部屋が3部屋、オーケストラの入る大部屋が1部屋の四室が薄汚れた長屋風に連なって運動場の片隅にありました。薄汚れていたとはいえ、小さな空間に集まる音楽好…

セレブは素敵か?

TV番組「ソロモン流」ではちょっと思い出しただけでも何人もの料理研究家が出演しています。 栗原はるみ 井上絵美 山本麗子 三人ともがソロモン風ステレオタイプに描かれているのに苦笑します。 苦労の末に手に入れたセレブリティな地位、料理教室には全国か…

ジャコメッティ展

結婚式前になんかやり繰りして出かけてきたジャコメッティ展は開館と同時に回ったので、とても静かに楽しめました。とはいえ「見えるがままに描く」を本当に理解できたか・・・というと、なんとも心もとないところです。「見えるがままに描くこと」は思索を…

祝儀袋さらに

前回祝儀袋のことを書きましたら、いただいた味岡さんからさらに詳しい説明をいただきました。 ”小笠原雪京先生から、正式な金封を欲する方にお渡ししてください、と言われております。私が先生の金封を御預かりするとき「熨斗鮑も本物ですから、焙って召し…

祝儀袋

明日は従兄弟の結婚式です。おめでたい式にでられることは本当に嬉しいことです。 大阪のホテルでの披露宴ですので、なんとか時間を見つけて「ジャコメッティ展」も見に行けます。 さて、新幹線の予約を済ませ、祝儀袋は店のお得意さまでもある味岡さんの処…

原爆記録映像

三村明という映画カメラマンをご存知でしょうか。 つい先日TVで見た広島長崎原爆被害を記録したカラー映像を見る機会がありました。米軍が原爆の破壊力を記録するために自軍のスタッフだけでは足りずに、協力を要請したのが広島出身の映画カメラマン三村明…

夏休みの目標

夏休み真っ只中です。 今年は仕事があるようでないような微妙な夏休みだったりしますので、遠出などのイヴェントは特になし。友人を呼んでバーベキュー・パーティをしたり、読みかけの本を仕上げたり、 見ていないDVDをみたりすることになります。 唯一の目標…

やっぱり志ん朝さん

昨日桂南光さんの「上燗屋」が見事である・・・と書きました。「上燗屋」は酔っ払いをいかに演じるかの芸で、古くは可楽の「本当に飲んでるんじゃないか」と思うほどリアルな酔っ払いがすぐに思い浮かんだりします。 で、 昨夜ウオーキング中に聞いたのが、…

志ん朝以外

熱心な落語ファンではありませんので、常に情報をチェックしているというほどではありませんが、たまたま最近いくつかの落語家さんの噺を聞くことがありました。 立川志の輔さんの恒例パルコ新作ライブ(wowwowからDVDに録画してあったもの)、これはもう落…

スピード・カッター〜すり鉢

テレビ・ショッピングによく登場する大根おろし機や胡麻すり機、ジューサーetc.etc.は、気まぐれに買っても一年以内に戸棚の肥やしになるケースが多いそうですが、私ン処で使っているスピード・カッターは毎日確実に大活躍しています。この機械があるとないと…

ここまで出てるのに

骨董には全く興味がないのですが、NHKの「美の壷」という番組が面白くてたまにチェックしていました(現在は再放送) 先日美術館で惹きつけられた「書」の作者がわかなくて、調べた挙句にmailでお話をさせていただた(ご本人ではなかったのですが)紫舟さん…

風土の違い 食生活の違い

先日の日曜日、本を読みながら横目で見ていたTV番組「ウルルン滞在記」は、ナポリでお菓子の勉強のようでした。 タップリのシロップと洋酒に漬けられたサバランのようなお菓子、ラードが「これでもか!」とばかりに練り込まれたお菓子などなど。日本人には、…

茹で落花生

落花生の産地といえば、有名な千葉くらいしか知らなくて、同じ静岡県富士宮も産地のひとつなのだということをつい最近知りました。しかも富士宮では「茹で落花生」が一般的である、ということも未知。 落花生と言えば、塩煎りかバタピーくらいが当たり前で、…

フランク バイオリンソナタ

セザール・フランクの曲といったらバイオリン・ソナタくらいしか知らなくて、それもクラシックに詳しい友人に「これほどの名曲をしらないなんて・・・」と教えてもらうまでは全く未知の曲でありました。 先日、バイオリンニストのお客様に「フランクのバイオ…

 モンラッシェ

世界中のワイナーが限りなく憧れる白ワインと言えば、「モンラッシェ」 ピリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがる奇跡の畑から造られる「ひれ伏して飲むべし」といわれるワイン。 昨日お話をしたシモン・ビーズさんも白ワイン好きの…

シモン・ビーズの会

葡萄を育て、ワインを造っているその人と一緒にワインを飲み食事をするというのは特別なひと時です。昨夜のシモン・ビーズの会は出席した皆さんにとって極上の時間でありました。 ご当主パトリックさんは、会が始まる前から抜栓の時間を指示したり、デキャン…

 シモン・ビーズの会

さて、今日はツルヤ酒店さんが主催する「シモン・ビーズのワイン会」です。 コルトン・シャルルマーニュは2:00にはごらんのようにデキャンタされました。私は慌しく仕込みです。 あとはパトリック・ビーズさん千砂さんご夫妻と妹のクリスティーヌさん、参加さ…

活け魚料理

私が修行をしていた30年近く前は、「活け魚料理」に人気が集まり始めた頃でした。カウンター割烹は日本中にいきわたり、多くの店が水槽を置いて活き身の魚を食べさていました。さっきまで活きていた魚は当然新鮮で美味しい・・・と。 あれから何年位してか…