2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

時代錯誤の拝金主義

TV

こんなところに書くのもしゃくにさわるわけで。。。んなら書かなけりゃいいじゃん、ともいえるわけですが。 昨日休憩に入って、TVをつけるとTBSお昼のワイドショーの時間です。画面には神田うのが。 語りに語っているのは、どんなにダーリン(っていう言い方…

 「ストリーム」終了

TV

TBSラジオ「ストリーム」が終了しました。 pod-castで必ず聴いていた番組なのでかなり残念。 ラジオならではの言いたい放題、「コラムの花道」の絶妙な胡散臭さ。TVではありえない番組造りにとても好感をもっていたのに、最終的にはレイティング(視聴率)が…

浜松より新潟・・・か?

先日のお客様は、学生時代のご友人との久しぶりのお集まりだとか。 場所の選定の段になって、新潟からお越しの方が 「浜松・・・んなら”弁いち”で」 浜松の方は 「え?”弁いち”?聞いたことあるような・・・」 地元浜松では無名で、新潟で有名・・・というわ…

幕末史

週刊ブックレビューで清水義範さんがお薦めしていた半藤一利さんの「幕末史」 選者たちの話を聞いている内にどんどんそそられるその内容。早く読みたくてamazonではなく本屋へ駆け込みました。 徳川家康像を山岡荘八で決め込んでしまい、坂本龍馬像を司馬遼…

フィシェのムルソー

特にムルソー(ブルゴーニュの白ワイン)好きというわけでもないのですが、たまたま出会ういいものに最近ムルソーが多いようです。 白ワイン傑出の年といわれる2006年、シモン・ビーズに続いて手に入れたのが、ジャン・フィリップ・フィシェのムルソー。信頼…

TVの裏側

TV

先日故三波伸介さんの息子さんがラジオのインタビューに出ていました。 「父は笑点ではからなず三回は綿密にリハーサルを繰り返しました」と。つまり落語家さんの瞬発力のあるアドリブはあの時点ではなかったのかも。 以前にも出演の落語家さんが「問題は事…

ウォッチマン

映画「ウォッチマン」がもうすぐ公開です。 原作となるアメコミには全く縁がなくて、アラン・ムーアの存在すら知りませんでした。 毎週、pod-castで欠かさず聞いている「ライムスター宇多丸”ウィークエンド・シャッフル”」でこの「ウォッチマン」(特に原作…

村祐 亀口取り

村祐を使い始めたのが2004年のこと。 これまでたくさんのお客様から「えーー!なに!これ?」という嬉しい反響をいただいている日本酒です。 この時期新酒の搾りたてを「亀口取り」の名前で出します。かすかな微発泡、さわやかな酸味、口にわっと広がるのに…

ルジェの実力

ブルゴーニュの神様 アンリ・ジャイエの甥 正統な後継者であるエマニュエル・ルジェ。 いくつかのサイトで、「本当に美味しいの?ルジェ」「後継者として評価できるか?」というようなお話を聞きます。 私自身、アンリ・ジャイエでさえ、「それなりにちゃん…

物欲の果て

あれが欲しい、これが欲しいという物欲にまみれた生活を続けて早○十年。 日本中が貧乏だった子供のころの反動なんでしょうか。小さな頃は欲しいものをすぐに買ってもらえるというのとは無縁の世界でした。ショーウィンドウのガラスにべったり顔をくっつけて…

かんぞうと芹(せり)

ふきのとうに続いて福島の渡邉さんからかんぞうと芹(せり)が到着しました。 かんぞうは富山湾の蛍烏賊とヌタで。 芹は湯葉和えにして前菜に使おうかと思います。 春の色がどんどん濃くなってきます。

「闇の子ども達」

雨の休日は見逃した「闇の子ども達」をDVDで鑑賞。 梁石日(ヤン・ソギル)の原作を読んだ時点で「こりゃぁ映画化は無理でしょう」と思うほど衝撃的な描写の数々。小説それ自体がフィクションであろうがノンフィクションであろうが、幼児売春の実態は目を覆…

お造り

先日のお造りはこんな感じ 遠州灘白甘鯛の昆布〆 三河産鳥貝 北海道産海胆 あしらいには山独活(やまうど)に式部草 鍵蕨 器は明代呉須赤絵の写し。

微妙なWBC

何度も申し上げているように野球には全く興味がないので、WBCは結果を聞いて「ふぅぅぅん」とうなづく程度の反応しかありません。巷でもワールドカップ・サッカー2002のように国中で盛り上がるというのとはちょっと違うみたいでなぁぁんか微妙です。 米国で…

職人不要?

愛用のリーディング・グラス(老眼鏡って言いたくない)の柄が壊れてしまい、修理している最中に、予備の眼鏡まで折れてしまって、廉価店に出かけてみました。 よく思うのですが、小さな田舎町にこのあふれるめがね屋さんの多さはなんなでしょう。廉価なお店…

さより

針魚とも書かれるサヨリ。今が美味しい魚です。 三枚におろし皮を引いたサヨリを昆布を入れた塩水の中に漬けること20分ほど(この水がサヨリと昆布のだしで美味しい)、写真にある薄い白板昆布に挟みます。挟む時もサヨリを皮の側を合わせて二枚あわせにし…

本のカバー

銀行でパラパラめくっていた雑誌で読んだ椎名誠さんの文章、「どうして日本では書店のレジで”カバーをしますか?”って聞くんだろう? 本にカバーなんていらないのに」と。 確かに どうしてカバーが必要なんでしょう? 汚れないため? で、読んだあと売るため…

アイリッシュ・ミュージック

NHKFM ピーター・バラカンさんのウィークエンド・サンシャインはおおのゆたかさんゲストでアイリッシュ・ミュージックの数々が聴けました。 すべての曲、すべてのミュージシャンが始めて聴くものばかりであったのですが、ぜーーんぶ美しい。 ミュージシャン…

お椀

春のお椀はハマグリの潮汁に新筍 新若布 菜の花を盛り込みました。 蛤は桑名だったり鳥取だったり御前崎だったり、筍は京都 乙訓だったり大原野だったり 新若布は三陸 菜の花は京都 あたりのもの。その日に入るいいものを使います。 蛤は昆布だしと上質な日…

川上健一「渾身」

ヒッピームーブメント盛んな頃、インドの木賃宿で日本語の活字に飢えていた若者が、その宿で読みまわされていた山本周五郎「さぶ」のページをめくったとき、最初の二行を読んだだけであふれる涙を抑えることができなかった・・・・と書いていたのは、確かア…

そういえばグラミー賞

しばらく前ですが、グラミー賞の中継を録画して観ました。 「ロバート・プラント?誰それ? アリソン・クラウスなら知ってるけど」という私のような半端な音楽ファンには(ロックファンの方ゴメン)、知らないミュージシャンオンパレードの授賞式は、演奏者…

おたま

「おたま」「玉杓子」「金がい」「杓」などなど呼び名はさまざまありますが、家庭的には「おたま」職人的には「金がい(かながい)」が一般的でしょうか。 よく職人は道具を大切にするといわれます。 板前の場合、包丁には特に「こだわり」のあることを取り…

春浅い頃の前菜

「水温む頃」とはよくいったもので、三月に入って、洗い物や魚の処理のために水を使うのが苦にならなくなりました。お日様が暖かということ以上に、調理場で春を感じるときです。 今日の前菜は春の色がだいぶ濃くなってきています。 富山湾の蛍烏賊に分葱の…

パッセンジャーズ(ネタばれになるかも@これから観ようとする人は読まないでね)

アン・ハサウェイが主演女優賞にノミネイトされた映画「パッセンジャーズ」を観てきました。 ラストまでのテンポは素晴らしい、役者も映画のトーンもともていいのですが、どんでん返しとでもいうラストがねぇぇ。どうしてもナイト・シャマランの「シックス・…

裏ごし

私が修行を始めたばかりの頃はスピードカッターなんていう調理器具はもちろんなくて、「裏ごし」と「あたり鉢」で素材をペースト状にするのが当たり前でした。 裏ごしといえば馬の尻尾で編んだものと金ごしの二種類があって、目の細かさも「荒目」「中目」「…

ワインの値段

上質なワインは年々値段が上がっていきます。 格付けクラスボルドーワインが飲み頃をむかえる15-20年後の値段は間違いなく倍以上。五大シャトーともなればさらに高い値段がつきます。本来の美味しさを味わうためには、出たばかりのときに買ってじっと我慢す…

アマゾンから届いた本とCD 「戦争絶滅へ、人間復活へ―九三歳・ジャーナリストの発言」むのたけじ 黒岩比佐子 新書らしい新書かも 「テレビ標本箱」小田嶋隆 ナンシー関さまの後継者最右翼の小田嶋氏、初読み 「火天の城」山本兼一 「利休にたずねよ」の面白…

紙ジャケスティービー・ワンダー

スティービー・ワンダーのアルバムがリマスターされ紙ジャケで一気に発売されています。 昨年のケニー・ランキンの「紙ジャケ大人買い」で紙ジャケの有難さを満喫したのですが、今回はスティービーです。スティービー・ワンダーのアルバムはいくつか持ってい…