2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 書けない

感想らしきものを書こうと思っても難しくて書けません。 というわけで、こういう時は無理をしないで備忘録だけ(どれもいい映画なんですけどねぇ) 「ファミリー・ツリー」 「ミッドナイト・イン・パリ」 「ルート・アイリッシュ」

グラス

新しいグラスがやってきました。 グラスは一番の消耗品です。どんなに気をつけていてもかならず一定数は割れて補充しなくてはなりません。かといっていいお酒を適当なグラスで飲んでは味まで半減してしまいます。料理屋の辛いところです。 といっても、私が…

 女手一つ

できうる限り作り手の顔が見える食材を使うことを心がけています。 つい先日いただいた浅蜊の干物 小さな浅蜊を干してもこの大きさを保つのですから、素性の良さが知れます。全国でも屈指の貝の名産地三河の春先、一番肥えた時の浅蜊を、むいて一つ一つ串に…

 マイノリティ グループからの脱却の壁

アメリカからジャズミュージシャンが日本にやってくると「牛丼屋でもジャズがかかっている」とジャズの浸透度に驚くと、教えてくれたのは東洋人女性唯一の権威あるモンク・コンペティション優勝者の守屋純子女史です。 アメリカではすでにファンが激減してい…

 台風の爪痕

先日の台風四号はすぐ側を通過したために大変な雨風でした。場所によっては停電をした地区も多かったようです。二年連続で台風の被害をもろに受けたのはずいぶん久しぶりです。いつも「来るぞ来るぞ」と言われながらほぼ影響なしばかりでしたので極めて希。…

 蓴菜(じゅんさい)

アップで撮ってしまうと「腐海の底・・・」見たいな映像になってしまいますが、極上の蓴菜です。 味は淡泊でほとんどあるかなきか。つるん ぷりんとした食感を楽しむ食材ですので、まわりについたゼラチンの質が一番大切です。いい蓴菜はそこが完璧です。

 ブランド力

モノを売る経済活動の多くには原価率が存在します。作られたモノをざっくり見繕って「まっ、これくらいできなら○○円だな」などというアバウトな感覚では今の商売はできません。材料費に対して何パーセントが適正な価格であるのか、業態によって様々な原価率…

 写真を撮ること

小学生高学年のころ父のオリンパスペンを借りて遠足に出かけ、撮った写真がほんのちょっと褒められただけで有頂天になったことがきっかけで、以来写真機はいつも手元にあります。褒められて浮かれる資質はこどものころから変わっていないんです。 時代が流れ…

知られざる逸材?

きっかけはfacebook上でたまたまみつけたこの映像 ありがちな”Over the Rainbow”だし、ただの虹の綺麗な風景をきりとった映像なんだろうなぁ。。。と普段なら振り向くこともないはずなのに、Eva Cassidyと書いてあります。聞いたことない歌手だなぁ。。。と…

TVに出た店

仕出用の弁当造りに追われていた正午前、フリーのおばさま二人連れのお客様が暖簾をくぐりました。 「こちらはちょっと前に○○テレビに出た店?」 「いえ、テレビには出ておりませんが。。。」と私 「このあたりに○○テレビに出た店ないかしら?この町内だった…

 平清盛

TV

久々に欠かさず見ているNHK「平清盛」がものすごくいい。 歴史的な視聴率の低さなんてドラマの素晴らしさを知る人間にはどうでもいいことです。わかりやすい善と悪の対比や勧善懲悪ドラマではなくて、権力に固執するドロドロとした人間模様と一族、家族の愛…

初物

シンコ(コハダの赤ちゃん)の初物は毎年この地(舞阪)から始まります。 今年は80000円/kgといいますから、この20数本で16000円弱 一貫で四枚づけくらいの極小です。果たしお客様からいくらいただくんでしょ?・・・なんて考えてしまう料理屋では使えないは…

 豆の季節

お豆の季節なんであります。 「筍の季節」「松茸の季節」「根菜の季節」(は言わないか?)なんて言われるのに、「豆の季節」はどこも言いませんし、TVの特集なんていうのもみたことがありません(痩せる、アンチエイジングって取り上げればすぐに話題になる…

 手数料商売

世の中、こうも景気が悪く、普通にモノを作って売っているだけでは生活していけない状況の中、手数料商売がぐんぐん力をつけています。 たとえば結婚式紹介場で様々な式場を一気にみられて便利に利用するカップルは数多くいるわけですが、情報を集めて紹介す…

 大量の仕込

日本料理の仕込には、限られた時期にしか手に入らない食材を大量に仕込むケースがあります。 たとえばお寿司屋さんでも「ガリ」(新生姜の甘酢漬け)をこの時期に1年分仕込む方がいます。ガリに使う新生姜は初夏のこの時期が旬ですので、今しか仕込めないの…