極上パンフレット


以前に「花椿」(資生堂のPR誌)がヒップだ・・・と書いたことがありました。


同じように資生堂が企画している「ハウス・オブ・シセイドウ」という展示スペースがあります。


少々前にここの企画展「口紅のとき」のパンフレットを頂戴しました。角田光代の文章と上田義彦の写真。企画展を紹介するパンフレットというよりは、その小誌そのものがアートブックとしてなりたっているほど読み応え、見応えがあります。文章と写真だけでなくアート・ディレクションというのかアートデザインが素晴らしい。こんなものを見せつけられた編集者やデザイナーは嫉妬するに違いありません。バブル絶頂期ならともかく、変わらずにこのような積み重ねを続けている会社の凄みを感じます。