2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

目玉ワインその2

一昨日の続き ワイン会での目玉ワイン、白ワイン二種類に続いてブルゴーニュの赤ワイン二種類も目玉の一つでした。 ひとつはメオ・キャムゼのリッシュブルー1994 いわゆるリッシュにあるリッチで濃厚で凝縮した味わいというよりもたおやかでしなやかなリッシ…

プリンに負ける

「ご飯が終わった頃に「ラ・ヴェリテ」のご主人がケーキを届けてくれるんだけど、それ、食べてもいい?一緒に食べましょ」とお得意様がおっしゃいました。 誕生日など、ケーキを持ち込まれる方もいらっしゃいますので、お安い御用、ご相伴させていただけると…

目玉ワイン

ワイン会にはその日の目玉となるワインが存在するものです。 昨日お話したワイン会は素人目に見ればボルドー三本 ムートン1996 レフォール・ド・ラトゥール1988とラトゥール1979の飲み比べ辺りが目玉になるように見えますが、私には他にも二つの注目株が。 …

プライベート・ワイン会

気の合う仲間だけがお集まりになったプライベートなワイン会が先週末に開かれました。 前菜 大徳寺麩・エリンギ・甲烏賊の白酢和 自家製唐墨 あんこうの肝(鳥取産) 青味大根の諸味噌漬け 丹波黒豆枝豆極コク ☆ジャクソン1996(シャンパーニュ) ☆悦凱陣 燕…

お節料理

二日ほど前からお節料理のご注文の受付を始めました。 詳細はこちらからどうぞ。 元来がのんびりしているほうなので、以前はお節料理の注文は12月に入ってから・・・という意識が強くあったのに、net通販を始めてみると、「まだ?」のお問い合わせを10月から…

B級グルメの聖地

知らんかった。静岡県はB級グルメがもっとも盛ん(?)華やか(?)な地であるのだそうです。 富士宮の焼そば しぞーか(静岡)のおでん 焼津(もしくは静岡・・・どっちだろ?)の黒はんぺん 浜松の餃子 これらに触発されてそのほかにも発信する地があるの…

千寿葱

東京 千住に日本で唯一長葱のみを扱う市場があるのだそうです。この市場に自分の畑で収穫された最上の長葱だけを各農家が運んできます、そこで、葱を専門にあつかう葱商と呼ばれる葱専門の卸業者が選別した葱を「千寿葱」と呼びます。量が少ないことと、葱商…

立川談春さんの「赤めだか」は初出版とは思えないほど秀逸なエッセイです。落語家の前座時代の微妙な心の揺れ動きをここまで見事に明らかにした本を私は知りません。 前座といういわば奴隷のような修行時代から二つ目に昇格するまでの師匠談志との葛藤と、同…

修行時代

備忘録として

先週中くらいから風邪気味で(更新に合間が空いたのはそのせいです)早めに布団にもぐったというのに、「ちょっとだけ」と読み始めた湊かなえ「告白」 がとてつもなく面白くて、頭は朦朧とし始めているのに一章を読み終えなければ本を閉じることができません…

カルボナーラ

日本人が好きなパスタランキングでカルボナーラが一番になったと報道されたのはちょっと前のことです。 「へーーー、カルボナーラかぁ」・・・と感慨深いものがあります。 私がカルボナーラなるパスタが存在することを知ったのはつい20-25年位前のこと。アー…

鱗(うろこ)と羽根

ジビエの季節です。 先日の蝦夷鹿に続いて、昨日は天然の真鴨が入ってきました。蝦夷鹿はさすがに部位に分けられたものをもらうのですが、真鴨は羽根つきのそのままです。この羽根をむしる作業がどうも苦手です。 鳥の羽根なんていわば魚の鱗のようなものと…

フィネス

「フィネス」という言葉があります。 ワインを形容する最上級の言葉ひとつです。とはいえ抽象的な表現で、未だにこのフィネスを明確で分析的に説明した言葉は見たことがありません。あえて言えばエレガントをさらに突き詰めたような形容句とでも言ったらいい…

蕎麦のハードル

30年前でしたら、藪御三家とまつやの暖簾をくぐり、一茶庵の足利参りをしているくらいで蕎麦好きを標榜できるような時代でした。そのころ素人が自宅で手打ち蕎麦にいそしむようなことはあまり聞いたことがありません。 1982年(だったと記憶しているのですが…

シモン・ビーズの2004 2005 2006

素晴らしく美味しい2002年に続いて、シモン・ビーズの白ワインを手に入れました。 2004年はタスト・ヴィナージュ。こんな風に選ばれたワインに特別なラベルを貼るお墨付きがもらえます。2004年は白ワイン全般にパスしようかなぁと思っていたのですが、タスト…

熟す

「機が熟す」という言葉があるように、食材も「熟れる」「熟した」ときが一番旨みがのっています。 ちょっと前にも登場した丹波黒大豆枝豆の熟しきったのがこれ。正真正銘丹波 生田さんが送ってくださる待ちに待った枝豆です。比べると違いは歴然としてます…

オバマ氏の輝き

米国大統領選挙はオバマ氏の圧勝に終わりました。 勝利宣言のときのオバマ氏の自信と気迫に満ちた姿は圧倒的でした。たぶん彼にとって人生でもっとも光り輝いているときでしょう。言葉が全部理解できなくても彼が国民に語り掛ける姿勢には近年見ることがなか…

旅の意味するもの

昨日から繋がるお話。 旅が若者に刺激を与え、人間を大きくすると考えられたのはすでに昔のお話かもしれません。 私達のころ、たった30年前から比べると昨今は外国がきわめて身近になりました。未だに海外に憧れる若者はたくさんいるとはいえ、精神的なもの…

刺激の欲し方

若い頃には一ヶ月に一回は東京へ出かけないと時代に乗り遅れるような恐怖感がありました。netなど存在しない頃のことです。 同じように若い頃には旅をすることで大きな精神的な刺激を受けてもいました。旅をしなくなると人間まで生ぬるくなるような気がして…

人格を決定付ける一言

話題の小室哲哉氏。デビュー当時から音楽的にも興行的にもまったく興味のない人で、まっ、私には今で言えば鼠先輩みたいな存在の芸能人の一人でありました。 ずっと以前にTVの番組で印象的な言葉がありました。 確かTM-networkで大成功してそろそろ様々なプ…

再びナタリー・ポートマン

映画「ブーリン家の姉妹」を観てきました。 先日観た「宮廷画家ゴヤは見た」で秀逸だったナタリー・ポートマン、「真珠の耳飾の少女」の演技が忘れられないスカーレット・ヨハンセン 二人の存在感が素晴らしい。ただ、当時の英国上流社会の倫理観、結婚観、恋…

実現したい夢

できれば5年以内に実現したい小さな小さな夢 ☆7時間のまとまった睡眠をとる時間的ゆとり ☆一年に一回の一週間以上のまとまったお休み ☆一年に一回の海外への旅行 ☆月に二回の連休 ☆楽器再開とライブスポットへの復活 つまりもっとゆとりをもって遊んでいたい…

ご近所さんの底力

近所のブティックのオーナーは普通にご近所付き合いをするくらいの関係です。 今日、町内の回覧物をもって伺うと店の片隅で何かを書き付けています。見るとそれはフランス語。 「えーーー!フランス語なさるんですかぁ」「いえいえ、ちょっと興味があるだけ…

名演その30〜ジョン・コルトレーン

コルトレーンが生きている間にジャズを聴き始めた、つまりわずかですがコルトレーンと人生がかぶったことがジャズファンとしての小さな自慢です。 「コルトレーンはとんでもなく凄い」「神に近づいたコルトレーンが死んじゃった」熱気を帯びたその時代は、今…