2006-01-01から1年間の記事一覧

前田青邨展

先日地元も美術館の前田青邨展へ出かけました。 東京のダリ展は芋を洗うような賑わいだと聞きますが、田舎町では日曜日でもゆったりと名画を眺められて幸せな一刻でした。

高いところ掃除

近所の友人が、「店のファサード(外壁面)が年月を経て汚れたので業者に掃除をしてもらったら数十万円かかった」と言ったのを聞いて、「掃除 掃除」と慌て始めました。放っておいた汚れをまとめて取り除くよりは、普段からマメなお掃除・・・とはいえ、ファ…

メセニー・メルドー

一気に手に入れようと思っていたジャズ・ピアニスト ブラッド・メルドーのアルバムは、この一枚を聴いただけで、ゆっくりじっくり味あわなくてはならないことを思い知りました。 最近、音楽を聴くのはもっぱらウオーキングの最中です。CDをMP3に落とし込み、…

驚愕の1966

昨日のご相伴ワイン「サヴィニー・レ・ボーヌ オー・ゲット 1966 ドゥデ・ノーダン」 今年の夏、シモン・ビーズ当主パトリックさん千砂さんご夫妻のワイン会でお披露目された、サヴィニー・レ・ボーヌ オー・ヴェルジュレス1985はこれまで飲んだサヴィニー赤…

全国展開

料理には長い修行の期間が必要であるといわれます。会席をメインにした日本料理であれば、最低でも10年の修行を経て献立を作り、店を作る能力が備わります。もちろん愚鈍なるわが身を振り返った時の年月ですので、才能のある方は短期間で成功されるでしょ…

長時間は偉いか?

「ラーメンのスープをとるために朝三時から8時間かけてます」とか「ドミグラスソースを作るには三日間かかります」と聞くと、長時間かかるというだけでものすごく大変で、大変ゆえに美味しいものが出来そうな気がします。 反面、日本料理の出汁は瞬時に出来…

間宮兄弟

休日に見逃していた映画「間宮兄弟」を家族で観ていました。 森田芳光監督の佳作です。 映画も終わりに近づいた頃、家族ゆえにちょっと自慢話をしました。「森田監督の奥さんって大学の時のバンドの先輩なんだよねぇ。たぶんこの映画でもプロデューサーやっ…

頂き物

お客様に頂き物をすることがあります。 食べ物の場合、「料理人のあいつに食べさせるのだから・・・」と自慢の逸品であることがほとんどで、大概「うま〜〜い」とニコニコしてしまうようなものばかり。お気遣いを本当にいつも有難く有難く頂戴します。 昨日…

秋春二回

旬が二回あるものは少なくありません。 地元特産の生しらす 桜海老は春と秋、両方に水揚げがあります。サヨリなどは春が素晴らしいのですが、秋にも獲れます。鯛は春の桜鯛の他に秋には紅葉鯛とも言われます。 今日入荷した鰆も魚偏に春と書きますが、秋も捨…

 芋虫

そろそろ漬物には白菜の塩漬けが登場し始めます。白菜の付け根を四つ割にし、軽く干し塩を当てようとすると、そこに大きな芋虫が。 最近では野菜に虫がついているのを発見することはめったになくなってしまいました。野菜に虫がつくのは当然のことで、自然志…

手塚治虫

録画してあったTV番組で手塚治虫氏が亡くなったのが60歳であったと知りました。亡くなった当時、巨星が落ちたことにショックであったことはもちろんであったのですが、注意もせずもっと高齢であると勝手に思い込んでいました。あの膨大な作品量と、名作の…

デジカメ

半年前に購入して大活躍してくれていたデジカメが壊れてしまいました。ほんのちょっとコツっとあたったようなあたらないような程度だと思ったのですが、ダメ。30年も使ってボコボコなのに、一度も壊れたことのなかったNIKON F2に比べてどうでしょう、この…

 備忘録として

また書き忘れるところでした。森絵都「風に舞い上がるビニールシート」読了。読後感を書きたいいい小説でしたが、とりあえず備忘録として。

口パク

お客様がお帰りになり、何気なくTVをつけるとサラ・ブライトマンが。 バラエティー「NEWS ZERO 」に東京タワーからの中継で歌うのだそうです。 しかし、歌い始めた名曲”TIME TO SAY GOOD-BYE”はどうみても口パク。画面の横に”LIVE"と書いてあるのが…

比較

料理だけでなく写真もあれこれ試行錯誤を繰り返し、昨日載せたこんな失敗写真が 今日はこのレベルに・・・・まだまだ完成度の高い写真とはいえませんが、ピンボケやライティングは少し改善されたかも? 料理は北海道産野生の真鴨。昨日の赤ワインベースのソ…

料理写真

素材の写真は多くサイトの載せても、料理写真はなかなか上手く撮れなくて載せることができませんでした。決め手はライティング。自然光を障子などで柔らかくしてあげるとヘボな私でもそれなりに美味しそうに写るのですが、メインな料理が出来上がるのは夜。…

お墨付き

海外経験の長い方が、日本料理が恋しくてやっとの思いで見つけ出した「日本料理店」の暖簾をくぐると、現れる料理は日本料理とは名前ばかり、クレープで巻いたイクラの軍艦巻きとか、カリフォルニアロールがヘンテコに発展して寿司とはかけ離れたものが出て…

見られた料理屋

先日、同業者の中で経営者として最も尊敬する先輩と久しぶりに話をしました。 「チョット前に、娘とファミレスに行ったんだよ、せがまれてね。その時は気づかなかったんだけど、どこかで見られてたんだね。その直後、店に来たお客様が“この焼き物、デ○ー○の…

一瞬の感動

CDやLP アルバムの中にほんの一瞬の沸き立つような感動が存在することがあります。 たとえば、スティーリー・ダン「エイジャ」のスティーブ・ガットとウェイン・ショーターのソロ部分。チャールス・ロイド「フォレスト・フラワー」のキース・ジャレットのソ…

父親たちの星条旗

話題の映画クリント・イーストウッドの「父親たちの星条旗」を早速見てきました。今年の8月にNHKの硫黄島生還者を取り上げた番組に衝撃を受け、梯久美子さんの「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」も興味津々で読んでいましたから、硫黄島が栗林中将と…

蜜豆

11月のデザートは蜜豆 抹茶寒天 烏龍茶寒天 花豆薄甘煮 乾燥無花果白ワイン煮 洋梨コンポート キーウイコンポート ルビーグレープフルーツに淡い黒蜜をかけます。 ほんのりとした甘さと酸味のバランスを大事にしたいデザートです。

十周年

お付き合いのある酒屋さんから電話がありました。 「親方、十周年ですが、なにか企画でもあればお手伝いをさせていただきますが」 「えっ?」 そうでした。数えてみれば、店を新築して丁度十年でした。お客様ケアのしっかりしている件の酒屋さんではコンピュ…

やせ我慢

丹波の松茸。 これ見よがしに値段も写真に撮っておきました。二本で48000円。これ見よがしというか、やせ我慢を身体に植え込んで気合を入れるためでもあります。 京都や東京の高級料亭では「松茸は丹波でなければならない」という店がいくらでもあるのでしょ…

ワールド・トレードセンター

先週の休日「ワールド・トレードセンター」を観てきました。 9.11を題材に扱いながらも、そこには飛行機がビルに突っ込む映像も、ビン・ラディンもイスラムも現れません。生き埋めになった警察官とその家族、救出するレスキューだけの物語です。 「JFK」で大…

秋深まる前菜

これからお出しする前菜 むかごの海胆和え:蒸してひとつづつ皮を剥いたむかごを塩蒸しにした生海胆を裏ごしてあえます。 菱の実:以前にちょっと紹介した菱の実は11月半ばくらいでお仕舞です。その後は銀杏でしょうか。 さい巻海老御前寿司:活けさい巻海老…

骨蒸し

私ン処の名物料理・・・というのか、得意料理・・・というのか・・・・白川(白甘鯛)の骨蒸しです。 2.6kgの特大白川の頭と長野産天然舞茸 白川本体の美味しさもさることながら頭からにじみ出てきた凝縮した旨みを含む出汁が美味しい料理です。頭を捨てち…

連続ドラマ

TV

昨年「チャングムの誓い」を52回欠かさず見たのが、何十年かぶりにはまった久しぶりドラマでした。毎週放送を楽しみにするというのも案外イイモンであるな・・・と思ったのですが、今回ふとしたことで見てしまった「ドクターコトー診療所2006」と「セーラー…

入荷チーズ

今日入荷してきたチーズ ウブリアーコ・アマローネ、クロミエ・オー・ポワブル、エポワス、ゴルゴンゾーラ・ドルチェ、ブリニー・サンピエール ワインの名前は案外すんなり覚えられるのに、チーズはどうやっても覚えられない・・・と思っていたのはただの勘…

名演

休日の午前中はゆっくり目に起きだし、朝食をとりながら「週間ブックレビュー」を見て、その後ウオーキング、のんびり半身浴ができればかなり満たされた朝です。 先週初めて、ウオーキングの時間帯にNKH FMで昔の名演を取り上げる番組をやっていることに気が…

蕎麦打ち

予習はばっちりしたのであります>>蕎麦打ち 以前に取っておいた「翁」ご主人の写真入解説と、いくつかのサイトを見て、手順と分量などはばっちり頭の中に入っていました。なにより、昔所属するある会で行われた「蕎麦打ち講習」で失敗をしたことを教訓にし…