口パク


お客様がお帰りになり、何気なくTVをつけるとサラ・ブライトマンが。


バラエティー「NEWS ZERO 」に東京タワーからの中継で歌うのだそうです。


しかし、歌い始めた名曲”TIME TO SAY GOOD-BYE”はどうみても口パク。画面の横に”LIVE"と書いてあるのがものすっごく虚しくみえます。


プロモーションのためにカラオケとヘンテコなシチュエーションであの曲を歌わせる番組が悪いのか、こんなバラエティのために大事な声を使いたくないサラ側が意向なのか、いずれにしても経済活動の一環として音楽を取り上げる感動のない、薄っぺらな仕業に興ざめでした。



聞くところでは、前日5日にはジョアン・ジルベルトが観客をハラハラさせるほど待たせながらも(知っている方には慣れたものですが)、ギター一本で感動のコンサートを東京で開いたそうで(行きたかったなぁ)、同じように世界中の人々の心を振るわせる音楽もパフォーマンスの仕方でずいぶん違うものなんでありますね。