映画

 モヤモヤ ある?

鳴り物入りだった映画「ラ・ラ・ランド」は残念ながら劇的に(?)作品賞オスカーを逃してしまいました。 久々の王道ミュージカルときいて、アカデミー賞授賞式前日に私も楽しみに観てきました。 よくできた心地いいミュージカルであったのですが、私の周り…

 DVD初買い

いつも仕事に追われているので、HDDに撮りためた映画を観ることや、DMMから定期的に送られてくるDVDをまめに観るのも難しくなっています。 HDDには常に10−20本近い映画が待ち構えているというのに。。。 なのに買ってしまいました、DVD版「海街diary」 つい…

 『沈黙‐サイレンス‐』

原作を超えた映画に出会うことはまれです。 文学としての密度が高いほど、2時間の短い時間でそれを表現し超えていくことは至難の業なのです。 漫画ではありますが、「この世界の片隅に」は原作を超えた・・・というよりも、原作を踏まえた上で、さらに豊かな…

 二度目三度目

映画「ドクトル ジバゴ」を映画館で観てきました。 三度目です。とは言っても、大画面で見るのは初めて。 もっとも好きな監督の一人、デイビット・リーン作品とはいえリアルタイムのロードショーで見たのは「インドへの道」だけ(生まれるのが遅すぎました)…

 新宿スワン

連休前からすぐ近所で「新宿スワン」の映画撮影をしています。 漫画原作・・・Vシネか?と思ったら、綾野剛 沢尻エリカ 山田孝之などという売れっ子が集まっているらしいのです。 聞けば監督は園子温だと。園監督ならそのメンツも納得です。 映画撮影が田舎…

 様々なこと

映画「キャプテン・フィリップス」は監督ポール・グリーングラスの力量がいかんなく発揮された秀作でありました。けなすところがひとつもない。綿密に創られているのに、そこん処を感じるよりも前にストーリーテリングにぐいぐい引き込まれてあっという間に…

 アニオタ御用達。。。なのか?

二週間ほど前に映画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を見てきました。 親友が娘さんと観に行ったことをFBで聞いていた作品。普段でしたら、映画を見る前の綿密な調査を結構マメにするほうなのですが、全面的に信頼している友人が観に行った(お…

 町山さんの「風立ちぬ」評

映画「風立ちぬ」は賛否、様々な評論を目にする映画ですが、私はジブリ作品の中でもかなり好きな一本になると確信しています。 ただ、表現されていることは多層に組み合わされていて、日記に書き殴る程度ではとても好き加減を言い表すことでできそうにありま…

「風立ちぬ」〜「終戦のエンペラー」〜「ワールドウォーZ」

シリーズでお酒のことを続けて書いている間に、映画にも通常のように出かけていました。 宮崎駿監督「風立ちぬ」 今や日本映画界の稼ぎ頭ジブリだけあって、シネコンでは同時に三つの会場で上映しているにもかかわらず、前日予約ですでに良い席は埋まってい…

 映画「はじまりのみち」

映画「はじまりのみち」はアニメーション監督として名高い原恵一さんの初実写映画です。 原監督のクレヨンしんちゃん『オトナ帝国』『戦国大合戦』の二作品をDVDで観たときの驚きは、「風の谷のナウシカ」や「サマーウオーズ」を観たときと同じくらいの衝撃…

ええーー!!カルテットじゃぁないの??

日曜日の朝、映画に出かけました。 見ようと思っていたのはこれ フィリップ・シーモア・ホフマン クリストファー・ウォーケンら、名優が演じるカルテットにまつわる人間模様がものすごくおもしろそうで期待が大きかった作品です。 ところが、上映が始まると…

 映画「二郎は寿司の夢を見る」

映画「二郎は寿司の夢を見る」を見てきました。職人にとっては必視の映画。 料理業界の中での「すきや橋次郎」さんの有り様は、有名になればなるほど賛否が様々渦巻くことは仕方のないことではあるのですが、どんな非難も、店が店として成り立ち、繁盛し継続…

映画選び〜「クラウド・アトラス」

映画でも観ようかという日、どんな風に作品を選択していらっしゃいますか? とりあえずシネコンに足を運び、題名だけ見て適当に選ぶ、というほど時間つぶし的でなく、自分の価値判断とかnet メディアで調べて観たい映画を決めているという方々のその価値判断…

 映画「ゼロ・ダーク・サーティ 」

映画「ゼロ・ダーク・サーティ 」を観てきました。 映画の内容がどこまで真実であるのか?国家の思惑を考えれば現実的には一歩引いて観るべきだとは思いつつも、ウサマビン・ラディンが(まだたった)二年前に米軍のミッションによって殺害されたという事実…

 レ・ミゼラブル

2009年のアカデミー賞授賞式 主演女優賞発表の時のことでした。 ノミネート女優を発表したプレゼンターはソフィア・ローレン、ハリー・ベリー、マリオン・コティアール、ニコール・キッドマン・・・そして、アン・ハサウェイを紹介したのがシャーリー・マク…

山下達郎シアターライブ

近所の映画館に思いかけずやってきた「山下達郎シアターライブ」 もう、ものすっごく楽しみに出かけてきました。 達郎ファン歴35年、アルバムもたぶんもれなく持っている(ありがたい頂き物も含め)のではありますが、この商売をしていますと、コンサート…

 影武者二題

名優大滝秀治さんの訃報を聞いたのが先ほど。たまたま昨日、録画しておいた黒澤作品「影武者」で大滝さんの姿を見ていました。 もちろん1980年にリアルタイムでも観ていた作品ではあるのですが、改めて映画のスケールの大きさに圧倒された昨日でした。あれほ…

プロメテウス

映画が好きになったのは大学生時代、1970年代半ば。 もちろんヴィデオの存在は影も形もなく、ピアをマーカーで塗りつぶしながら300円三本立てに通い続ける日々が映画好きを形造りました。 社会人になって初めてロードショーに行けるようになってやっ…

 おおかみこどもの雨と雪

すごいもの観ちゃったな。 映画「おおかみこどもの雨と雪」を観た、いや、観ている最中から「これは日本映画の金字塔になるかもしれない」と思っていました。 細田守監督は「時をかける少女」の時から、欠かさず聴くラジオ番組「ウィークエンド・シャッフル…

 書けない

感想らしきものを書こうと思っても難しくて書けません。 というわけで、こういう時は無理をしないで備忘録だけ(どれもいい映画なんですけどねぇ) 「ファミリー・ツリー」 「ミッドナイト・イン・パリ」 「ルート・アイリッシュ」

おとなのけんか

「今、東京に住んでいて映画に行かないヤツはバカだ」 私の言葉ではありません。大好きなラジオ番組ライムスター宇多丸「ウィークエンド・シャッフル」の特集にこんなお題がありました。 ことほど左様に東京は世界の映画上映のメッカなのだそうです。今世界で…

 ”戦火の馬”〜”ドライブ”

先々週はスピルバーグの「戦火の馬」を、そして昨日は「ドライブ」を映画館で観てきました。 「戦火の馬」 名監督は子役の使い方が上手いと言われます。スピルバーグは”E.T.”でドリュー・バリモアを、「太陽の帝国」でクリスチャン・ベールを、「宇宙戦争」…

「ゴーストライター」〜「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

先々週劇場で観た「ゴーストライター」は巨匠ロマン・ポランスキー監督のサスペンス映画です。 全体をつつむ重く沈んだ映像のトーンが素晴らしい。全員が役ぴったりはまった役者はさらに素晴らしい。最後まで結末が見えないストーリー展開も含めた脚本はさら…

ドラゴンタトゥーの女

週末に映画「ドラゴンタトゥーの女」を観てきました。 この映画の予告が劇場に現れたのはかなり前のこと。当時はまだ小説「ミレニアム」の映画化であることも知らず、予告のおどろおどろしい映像とヘビメタの激しい音楽が心に焼き付くものでした。映画館に行…

宇宙人ポール

映画「宇宙人ポール」を見たのはすでに3週間ほど前。「エンディングノート」を観たのと同じ日、ずいぶん久しぶりに一日に二本の映画を続けて観てきました。 いい映画というのはとかく多角的な視点から様々な表情を見せてくれるものですが、この「宇宙人ポール…

 エンディングノート

就職後の人生のほとんどを会社に捧げた熱血営業マンが、引退の直後、末期癌を宣告されます。何よりも段取りを大切にしてきた彼は、人生の終末までの道のりをエンディングノートとして計画たてるのです。その姿を娘、砂田麻美監督が追い続けたドキュメンタリ…

備忘録として

先週は「猿の惑星 ジェネシス」そして先々週は「ミッション:8ミニッツ」 両方とも1000円で見る(割引です)にはもったいほどよくできた映画でありました。とくに「ミッション:8ミニッツ」は大きな期待をしないで観に行った割には大きな収穫。 よく考えると…

「アジョシ」と「冬の小鳥」

「オジサン(アジョシ)守ってね」と言った、唯一自分に心を開いてくれていた幼い少女を救うために。元特殊部隊 殺人兵器であった男が。救いようのない悪人たちに立ち向かう。 小さな少女 元特殊部隊 子供宿した妻を亡くす辛い経験 どれをとってもどこかで見…

 まだあった・・・備忘録として

ほーーんとに何を読んだのか、何を観たのか、簡単に忘れてしまうのです。 んで、日記上の備忘録がとっても大切な昨今。 先日平野勝之監督の「監督失格」もシネコンで観てきました。田舎町の映画館でこの映画がかかること自体奇跡的・・・・と思っていたら、…

海洋天堂〜キック・アス〜泥の川 映画備忘録として

ジェット・リーの「海洋天堂」は、余命幾ばくもない父親と自閉症の息子の物語です。父以外身寄りがなく、自閉症ゆえに父以外に心を開かない息子の将来を思う切ないお話。シチュエーションも映画作りの緻密さも素晴らしいのですが、どうあがいても息子の将来…