骨蒸し

私ン処の名物料理・・・というのか、得意料理・・・というのか・・・・白川（白甘鯛）の骨蒸しです。

2.6ｋｇの特大白川の頭と長野産天然舞茸

白川本体の美味しさもさることながら頭からにじみ出てきた凝縮した旨みを含む出汁が美味しい料理です。頭を捨てちゃって出汁だけでも堪能していただきたい。

今回のように2ｋｇを越える白川の鮮度のいいものは一年に何本もあがりません。しかも上身からとれるお刺身、昆布〆が20-30人分であるのに対して、骨蒸しを食べられるのはどんなに大きな白川でも一本から二人だけ。この大きさの骨蒸しを私ン処で召し上がるお客様は一年に数十人だけということになるのです。多分この地全体を見渡しても80万人口の中で100人以上ではないように思えます。

そんな稀少な骨蒸しですから、魚系の料理は苦手・・・という方には絶対お出ししませんし、料理を食い散らかすお客様にも出しません。食べるにも集中力がいりますので難しい接待のお客様にも絶対NGです。できれば、「猫もあきらめる」ほどの魚食い上手であること理想的です。親密な恋人同士でも、骨蒸しの時だけは会話が一切なくなる・・・というくらいむしゃぼるように食べていただける方に召し上がっていただければ白川も本望であろうと思うのです。