驚愕の1966

clementia2006-11-16



昨日のご相伴ワイン「サヴィニー・レ・ボーヌ オー・ゲット 1966 ドゥデ・ノーダン」


今年の夏、シモン・ビーズ当主パトリックさん千砂さんご夫妻のワイン会でお披露目された、サヴィニー・レ・ボーヌ オー・ヴェルジュレス1985はこれまで飲んだサヴィニー赤の最上のワインでした。ヴェルジュレスという畑の素晴らしさをしっかり認識させられる思いがしたものです。


そして、昨日。ヴェルジュレスと同じようにサヴィニーを代表するような一級畑ゲットの1966年、40年前のワインです。でもドゥデ・ノーダンが造れば40年の年月は必要不可欠な時間であることがわかります。ノーダンの20年は未熟、30年でも早いかもしれません。熟し濃縮したベリーをさらに煮詰め、蜂蜜でも加えたのではないかと思うような圧倒的に濃い味わい。枯れた香りは奥に隠れて、まだ瑞々しい若者のように華やかで、満開のヒマワリ畑のど真ん中に立ち尽くしたような迫力です。一口飲んで・・・・言葉が出ません。年月はワインに奇跡を与えました。これだからワインは。。。


一年に二回も特別なサヴィニー・レ・ボーヌを経験できた私は果報者です。