ケーキ屋さんの違い


先日とあるケーキ屋さんに立ち寄りました。店を始められたのは15-20年位前だったでしょうか。当時脚光を浴びいろいろなところで評判を聞いていました。ところが今の姿はその当時とあまり変わっていないように見えて私とっては魅力的ではありませんでしあ。15年前には華やかな魅力があっても、今私たちを魅了しているケーキはもう少し違う姿のような気がします。私が伺う尊敬すべきパティシエさんのケーキとはずいぶんと違います。分野が違うので何がどう・・・と説明ができないのですが、少なくとも今の時代を見据えていらっしゃるようには見えませんでした。


一方で昔と変わらないしっかりした味のケーキを作り続けて私の舌に訴えかけてくれるケーキ屋さんもいるのですから、わけがわかりません。さらに地方都市から発して今では銀座青山辺りでも大人気のケーキ屋さんは、私の目から見るとタルトにフルーツを乗せただけの素人にもできそうなもので(実際その店で半年アルバイトをした子が同じものを造ってくれました)、力のあるパティシエさんと「なんで人気なんだろう?」と首を傾げるばかりだったりします。


新しければいいわけでなく、昔ながらがいいわけでもなく、職人の技術が際立てばいいわけでもない。魅力的なケーキの条件ってなんなんだろう?さらに売れるケーキとおいしいケーキってどう違うんだろう?不思議です。説明できません。