紙ジャケスティービー・ワンダー
スティービー・ワンダーのアルバムがリマスターされ紙ジャケで一気に発売されています。
昨年のケニー・ランキンの「紙ジャケ大人買い」で紙ジャケの有難さを満喫したのですが、今回はスティービーです。スティービー・ワンダーのアルバムはいくつか持っているのですが、すべてLP時代。最近ではまとめてしっかり聴く機会がなくなってしまっていました。
先週のFM ピーター・バラカンさんの番組のスティービーの特集で改めて聴きなおして「あっ!今がチャンス」とばかりにCDの購入です。
特に歴史的遺産「キー・オブ・ライフ」「インナーヴィジョン」「ミュージック・オブ。マイ・マインド」の三作は必須です。
1970年代、この時代のスティービーは神が降臨したとしか思えないような優れたアルバムを連発しています。
これまで何度か「天才と呼ばれるミュージシャンには神が降りてくる瞬間がある」と言ってきました。ある日のライブであったり、一枚のアルバムのレコーディング中であったりするわけですが、スティービーの場合は一瞬ではなくて一定期間でした。この三枚のアルバムが作成された頃、スティービーはおよそ1000曲の創作をしたといわれています。その中から選ばれたアルバム三枚分なのです。この期間スティービーの元には神様がやってきて「今、創りなさい」とおっしゃったに違いありません。
その前のスティービーにもその後のスティービーにも名曲名演はたくさんあってそれゆえの天才なのですが、その天才がさらに神がかった時が1970年代にあったのです。
ちょっとでも興味のある方、「キー・オブ・ライフ」だけでもいいから聴いてみたら。