村祐 亀口取り
村祐を使い始めたのが2004年のこと。
これまでたくさんのお客様から「えーー!なに!これ?」という嬉しい反響をいただいている日本酒です。
この時期新酒の搾りたてを「亀口取り」の名前で出します。かすかな微発泡、さわやかな酸味、口にわっと広がるのにさーーと引けていく嫌みのない甘み。亀口はそれだけでひとつのジャンルといえるほど独特の個性を発揮しています。
以前は「辛口信奉者には絶対出せないお酒」と思い込んでいましたが、思い切って「お口に合うかどうか・・・」と言いつつお出しすると、案外ヒットします。日本酒の範疇で語れない味わいが辛口信奉者の固い扉を開けてくれるのかもしれませんね。
こういうお酒がもっと増えて、日本酒の新しい時代がやってきてくれれば素敵です。