物欲の果て
あれが欲しい、これが欲しいという物欲にまみれた生活を続けて早○十年。
日本中が貧乏だった子供のころの反動なんでしょうか。小さな頃は欲しいものをすぐに買ってもらえるというのとは無縁の世界でした。ショーウィンドウのガラスにべったり顔をくっつけて、毎日眺めて妄想を膨らませる・・・そんな今では映画でしか見られないような子ども時代のことを思うと、欲しいとなったらPCでクリックひとつというのはまさに夢の世界です。
とはいえ、近頃では「欲しい」「買いたい」と思ったらまずは一呼吸、二三日落ち着いてから「本当にこれが今の生活に必要か?」「二三年後にはゴミの山の一部になるのではないか??」
立ち止まってよく考えてみると、「あれ欲しい」の80%はただの物欲を満たすためだけのものなのです。
一週間もしてもう一度冷静になると、「まっ、いいかぁ」となります。
いつだったか「欲しい欲しい」と書いたi-phoneだって、一年前に買い替えた携帯で不便しているわけではないし、i-podも使っていれば、機能的にも困るというわけではありませんでした。
ちょっと前から食指が動いていたウルトラモバイルPCも、きっと使うのは休日と休憩時間くらい。普段10数時間をPCのそばで仕事をしていれば、ウルトラモバイルがどこまで有益か??これもボツかもしれません。
先代のipodを使い始めて一年半。案の定ぼつぼつ壊れかけてきていて次のipodが必要になりそうです。ともかく、こればかりは必需品。一日最低1時間から1時間半は使っていると仕事の時以外は携帯していないと不安になるほど麻薬的です。
で、
以前から欲しかったipod-touch これもよく考えてみるとガタイがでかい割に使い勝手がライフスタイルに合っているかどうか?私が使うべき機能をよーーく考えると、nanoで十分ではないか?というよりもnanoのほうが軽くて小さくて、ライフスタイルにはぴったりなのでした。 高くて機能満載のほうがいいわけではないのよねぇ。
そのうち、「欲しいものなんてなにもない」っていう仙人の境地にたどり着くか??無理だな。