ビールの熟成


ビールにも熟成の期間が必要である・・・ってご存知でしたか?


ガージェリー・ビールの佐々木社長がメインテナンスのためにわざわざ寄ってくださり、様々なビール話を聞かせてくださいました。中でも目から鱗であったのはビールの熟成。


いただいているガージェリー・ビールは最低100日の熟成を経てから樽詰めされているのだそうです。一般大手のビールは30日程度。真っ当な地ビール会社でも100日の熟成期間は設けないのだとか。ピルスナーとエールの違いがあるとはいえ、在庫として経営的にはありがたくない熟成の期間をあるべき姿で経てからいただけることの有難さを再認識しました。


いわゆるビールの出来立ては熟成をさせて樽詰め瓶詰めをした時点を言うのだそうです。詰められたビールは一部でも酸素に触れて酸化が始まることで劣化していくのです。ですから正しい熟成後はできるだけ早く飲んでいただくことが大切です。ガージェリーは樽詰めの翌日には店に届き3-7日で使い切ります。大手の出来てたの一週間後出荷のビールではなくて、出来立て一週間以内に飲みきっていただくビールを使わせていただけることが料理店の誇りでもあります。


日本の場合、ビールの鮮度に無頓着であったがゆえに、酸化、劣化したビールを通常のものと思い込み、それが美味しいビールであると勘違いしていらっしゃるケースも多いのだとか。。。。ビールの正しい理解がされる時期はやってくるのでしょうか?少なくとも私ン処ではその入り口には立てたような気がします。