鑑評会酒

clementia2008-04-01



3月中旬に静岡県清酒鑑評会が行われました。日本酒好きには周知の事実ですが、静岡県の鑑評会の水準は非常に高いことで有名です。全国区で太刀打ちできる蔵が目白押しですから、どの蔵が入賞しても不思議ではありません。県でいい成績を残すことは至難の業なのです。


今日、地元「花の舞」の土田杜氏がこの鑑評会に出品し入賞したお酒をわざわざ持ってきてくださいました。


二つのボトルは酵母の違い、一つはHD-1 もう一つはN-5 両方とも代表的な静岡酵母ですN-5 (new fiviは静岡酵母から突然変異のように生まれた酵母) 出品はHD-1でなさったそうです。


いつも土田杜氏には「地元ですから、全国に胸を張れるような最上をください」とご無理をお願いしています。


豊かな香りと柔らかな奥行きを感じる味わい、市販はもちろん、まだ審査員しか味わっていないお酒が今飲めます。


こうやって特別なお酒が杜氏自らの手で届けられるという料理人冥利に尽きるありがたさに浸っています。



・・・・と書きましたが、
「NEW-5はHD-1とNO-2とを交雑し育成させた人為的な酵母で突然変異ではないと思います。
また、3月25日に静岡市で鑑評会の一般公開(無料のきき酒)も開催されましたので“審査員しか味わっていないお酒”と表現するのは疑問です。」というご指摘をいただきました。お詳しい方はたくさんいらっしゃいますね。訂正いたします。


HD-1は審査委員他ご興味のある方々(200人くらいはお集まりであったそうな)がたくさん召し上がったお酒。(25日県もくせい会館で静岡県清酒鑑評会一般公開&表彰式)N-5は出品されていません。N-5(new five)は土田杜氏とお話したことと食い違いますので確認いたします。