お酒

 ご相伴ワイン

ちょっと前に二日連続でご相伴させていただいたワイン達 ロマネ・サンヴィヴァン1973(ドメーヌ・ド・ロマネ・コンティ) ベルンハルト・フーバー シャルドネ2009 サンヴィヴァンの素晴らしさは言うまでもなく、驚いたのはベルンハルト・フーバーというドイツ…

 ご相伴ワイン

本日のご相伴ワイン ドン・ペリニオン1999 コルトン・シャルルマーニュ2000(ルイ・ジャド) シャトー・ガザン1985 シャトー・イケム1996 ほかに サビニー・レ・ボーヌ1982(ルモワスネ) ソシアンド・マレ1989 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プリュリエ2002…

熟成

石卷で津波の被害をうけた「日高見」 復興後醸された天竺愛山 純米吟醸生 醸造後一年寝かせたお酒がすばらしく美味しくなっています。 角が取れ柔らかくスムースに。のどごしがスルスルとなめらかです。香りは落ちていないどころか、堅さがとれた分香りが立…

 姿 花陽浴(はなあび)

「姿」(すがた) つい最近、酒屋さんに紹介していただいた栃木市 飯沼銘醸のお酒です。 飯沼銘醸?そもそも栃木市ってどの辺? 栃木の県庁所在地って宇都宮だったよねぇ。。。「郷の誉」は茨城だっけ??・・・というほど土地勘もなければ、私の日本酒の知…

 ご相伴ワイン

なかなか板前日記を更新する時間がとれない昨今。少し前のご相伴ワインはこれ ラ・ターシュ1973(ドメーヌ・ド・ロマネコンティ) ムルソー クロ・デ・ラ・バール(ドメーヌ・コンロ・ラフォン) モールトン スパークリングワイン

ビールの「生」のお話

「とりあえず」ではない私ん処の自慢のビールは、作り手の志の高さ故に完璧な信頼をよせて使うことができます。 ビールのことならこのビールを造る佐々木社長に聞けばすべての正しい答えが返ってきます。その佐々木さんがおっしゃる”「生」だから美味しいの…

燗酒のほっこり

長いおつきあいのお得意様はお好みも一通り理解し、普段お出しする料理もお酒も定型ができてきます。 先日お越しいただいたご家族は、最初にお越しいただいたときに小学生だったお子さんが、今は法科学院で弁護士を目指していらっしゃるという才媛に成長され…

 脱「辛口のお酒ください」

今回の雑誌dancyuの特集が”脱「辛口のお酒ください」のススメ”なんだと聞き本屋で立ち読みしてきました。 このサイトをご覧いただいている方はご存じのように、板前日記では十年以上にわたって「辛口くださいはやめよう」「甘い辛いだけでお酒を区別するのは…

 同じなのに違う

ひとつはリッシュブルー1998 ひとつはシャンボール・ミュズニー ラ・コンブ・ドロボー2002 ラベルのデザインが違いますが、両方ともフランスはブルゴーニュ ヴォーヌロマネ村 アンヌ・グロさんの手になるワインです。 同じ地域、同じブドウ品種 ピノ…

田酒到着

今年も田酒を頂戴することができました。 純米大吟醸斗瓶 純米大吟醸山廃 純米大吟醸四割五分一年熟成 一年熟成させた四割五分はすぐに使い始めますが、斗瓶は最低半年、山廃は一年は冷温熟成させてから使い始めます。 今の造りの田酒に熟成が必要だと思い始…

ご相伴ワイン

今年最初のご相伴ワイン 備忘録として クロデゴワセ1992 パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー2002 シャトー・アンジュリュス2001 シャトー・クリネ1995 ほかに日本酒 王碌純米大吟醸2008 手取川純米大吟醸生 露堂々

 日本酒仕入れ

毎年年末、もしくは年始に必ず仕入れる日本酒があります。 多くの蔵が11月後半から12月にかけて蔵の最上の一本を出荷します。しかも極上故に希少ごく少量であることが多いのです。 もしそんな極上を一年を通して使いたければ、この年末年始に一年分を仕入れ…

 手書き〜熟成の期間

同じお酒のラベルですが、よく見ると二つの字はちょっとだけ違うのがわかると思います。朱の印鑑の位置も違いますよね。 つまりラベルは手書きってことです。 印刷するまでもなく手書きで済んでしまうほどの量しか生産されていないと言うことでもあります。 …

 日本酒の熟成

10年以上前のお話です。 県内のある蔵のお酒を久しぶりに飲んでみると、昔の姿は想像できないほど素晴らしいお酒に成長していたことがありました。 聞けば、ご主人ご本人が杜氏としてお酒造りをするようになり、いいと思われることはすべて試しているという…

 満を持して登場”Xale”

もうすぐ満を持して登場する”GARGERY23 Xale” 「満を持して」という言葉が大げさではないことが、試飲用に送られてきたボトルを味わってはっきり判りました。 このビールを飲むと、「飲みやすさ」とか「切れ味」とか「淡麗」とか「すっきり」という、この2…

ニュー・ラインアップになるか?

新しい日本酒が入荷するのはほんのちょっとしたきっかけで目にとまることが多いものです。 今回手にしたのは米沢の「雅山流」と中能登の「池月」 両蔵とも長いお付き合いができそう。 信頼する酒屋さんの棚に並ぶものであれば、酒質は99%間違いないのです…

惣花

月桂冠金賞受賞酒を三年冷温熟成したお酒を初めて口にした時、「大手酒造だから・・・」と一括りにして×印を出すことは決してしまいと思いました。 事実、今年の新酒鑑評会でも大手ではたくさんの金賞受賞酒を造っています。しかも多くの会社が社内の蔵別に…

美味しいお酒が集まる理由(わけ)

女性何人かを目の前にして、 「君の目はいまいちだねぇ」 「こっちの娘(こ)よりこの娘(こ)のほうがきれいだな」 「僕が知っている女性で○○って子はほんとに魅力的なんだぁ」(と、別の女性達を目の前にして) と口にする男性がモテるとは思えません。 同…

 ご相伴ワイン

昨日のご相伴ワイン ドン・ペリニオン“レゼルヴ・ド・ラベイ”1988 シュバリエ・モンラッシェ1998 シュバルブラン1993 どのボトルも(ドンペリ アベイなんかは特に)自分で買って飲むことはないシロモンです。ご相伴の名の下に味あわせていただけ…

 ムートンの会

お得意様が持ち寄ったシャートー・ムートン・ロートシルトの会 集まったのは1979 1988 1993 1994 1996 1999 おおざっぱな印象で言えば、完璧な熟成の1979 1988 本領を発揮し始めた1993 1994 最初は身体を硬くしてい…

 アンヌ・グロ リッシュブルー1997

先日のワインセラーの大掃除で出てきたアンヌ・グロ リッシュブルー1997 1997年はもう使い切ってしまったと思っていたら、アンヌ・グロ2005のケースの下のほうに一本だけなぜか残っていました。 ブルゴーニュワイン好きのご夫婦にお奨めして召し上がっていた…

地元のお酒か全国区の有名酒か

地方都市の料理店が地元のお酒を大切にするのはごく自然なことです。 実際、店では静岡県内のお酒だけで勝負しても十分に成り立つくらいに、静岡酒最上をほぼ網羅していると言ってもいいかもしれません。 ただ、店であつかう日本酒の遍歴を考えると、静岡県…

 ご相伴ワイン

昨日のご相伴ワイン ムルソー シャルム1997(コント・ラフォン) コルトン・グランシー1983(ルイ・ラトゥール) コス・デストゥルネル1981 コルトン・グランシー1983はこの日に書いたブルゴーニュワインの枯れた熟成がピークに達した超逸品でありました。へ…

まつわるストーリー 古酒

日本酒の古酒には思いいれがあります。 その扉を開いてくれたのは達磨正宗さん 出会いはたしかもう20年近く前でした。今でも達磨正宗は店の大切なアイテムのひとつですが、他にも酒屋さん、私自身が自ら寝かせた古酒がたくさん存在します。 先日までお客様に…

 枯れたワインの難しさ

今現在ですと、普通の酒屋さんでは若いワインが陳列棚に並ぶことがほとんどです。1995年あたりのワインブーム以前にはワイン屋さんに熟成感のあるワインがそれなりに売られていたのですが、今では飲み頃のいい熟成のワインは値段もそれなりでデイリーには手…

三週間目の村祐

飲む方の嗜好に合わなければ、どんな銘酒も評価をしていただけることはありません。 今日本酒の中で一番苦労している。。。というか、評価の落差が大きいのがいくつかの古酒と新潟の村祐。理解できる方の絶賛の言葉を100点としたら、「ダメ!」とおっしゃ…

日本酒の行方

ライターの白央篤司の発言はブログでもtwitterでもいつも注目しるのですが、昨日twitter上で ”日本酒って、多くの日本人にとっては「イベント盛り上げツール」なんだよなあ。「お寿司屋さんだから、ちょっといい和食やさんに来たから(日頃は飲まない)日本…

モンラッシェへの道

日本人のワイン好きの多くは赤ワインへの偏愛に陥りがちです。(外国の方々の傾向を知らないだけなのですが) 勢い、赤ワインにはお金をかけても白ワインにはそれほどでもないという傾向になるのは予算がある以上仕方ありません。三万円の予算が合って赤白二…

隠れた銘酒その4

新潟 朝日酒造は有名な「萬壽」を造る蔵です。 萬壽はこの20年ほどはほとんど使うことがないお酒です。30年近く前、大吟醸に目覚めた時期には菊姫大吟醸と萬壽が店のメインとなるお酒でした。当時はその二本は入手が難しいお酒でしたし、他に並ぶお酒もたく…

隠れた銘酒その3

宮城県石巻は震災の影響が甚大でした。 店でよく使う日高見さんは津波で蔵の冷蔵倉庫に浸水し、たくさんのお酒が駄目になりました。もうひとつお付き合いのある墨廼江さんは、地震の大きな被害を確認している時に津波に襲われて、全員が命からがらコンテナの…