姿 花陽浴(はなあび)


「姿」(すがた) つい最近、酒屋さんに紹介していただいた栃木市 飯沼銘醸のお酒です。


飯沼銘醸?そもそも栃木市ってどの辺? 栃木の県庁所在地って宇都宮だったよねぇ。。。「郷の誉」は茨城だっけ??・・・というほど土地勘もなければ、私の日本酒の知識もはなはだおぼつかない場所です。


しかしながら、心をフラットにして味わってみると、馥郁とした香り、香りの厚さから想像できない切れ味。しかもこの値段。「おお、これは即追加注文」と電話を取ったくらいの質の高さでした。


聞けば、この純米大吟醸袋吊瓶囲無濾過生原酒は100本ほどだけが市場に出ただけの希少品。全体で600石という少ない生産量の中でも栃木の地元以外に造られた「姿」名義のお酒は、60石だけを次期蔵元でもある杜氏がほとんどプライベートブランドのように造っているのだそうです。


すでに一緒に写真にとった埼玉 羽生の「花陽浴(はなあび)」同様に東京の酒屋さんでは人気が出始めて入手が難しくなっているとか。



栃木には静岡の河村傳兵衛さんのような酵母開発者が現れたそうで、静岡酵母静岡県の酒蔵全体の底上げが劇的になされたと同じことがおきそうな予感があるとも聞きます。


さて、果たして日本酒に北関東の時代がやってくるのか?


一般的には入手しやすいことも大切なんですが。。。料理屋的には希少なのも吉。