近寄れない憧れの存在


頼近美津子さんが亡くなりました。


彼女で思い出すのはNHKの「テレビファソラシド」 女子アナという呼び名がまだないころ”「あの」NHKにこんな子が”と大抜擢もあって脚光を浴びたことをよく覚えています。しかもニュース原稿を読むことが主な仕事であったアナウンサー、しかも女子が、タモリさんとからみ、コントまでしてしまうことは画期的で毎週の放送が楽しみでありました。


夢で逢いましょう」は子どもには遅い時間過ぎる(今考えるとそうでもないのですが、そんな時代だったのです)と親せきのうちに泊まりに行ったときにしか見せてもらえず、「シャボン玉ホリデー」はただ面白いだけで批評的にみるわけでなかった世代の私には、「テレビファソラシド」は大人になってから初めて鑑賞に耐えうるバラエティ番組でした。


中でも頼近さんはアナウンサーに美しさを求めるなんて思いもよらなかったころに、才色兼備、同世代ということもあって、学年に一人くらいいた別のクラスの全く近寄れない憧れの存在のような印象でした。ああいう娘(コ)はスカシタやつがうまいことモノにしちゃうんだよなぁ。。。。とモテナイひがみ根性たっぷりで端っこからみていると、案の定「御曹司」に見初められて。。。と。ああ。。。


しかしそれにしても53歳の若すぎる死。彼女の後輩アナウンサー、同じように美形で目を引いた池田裕子さんも確か癌であったか。