モンラッシェ

clementia2006-08-04



世界中のワイナーが限りなく憧れる白ワインと言えば、「モンラッシェ」


ピリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがる奇跡の畑から造られる「ひれ伏して飲むべし」といわれるワイン。



昨日お話をしたシモン・ビーズさんも白ワイン好きの奥様千砂さんの願いで、ご主人のパトリックさんが一度だけモンラッシェを仕込んだのだそうです。もちろん、モンラッシェの畑はもっていませんので、力のあるモンラッシェのドメーニュからシャルドネ種葡萄を買い取り、一樽だけ作りました。2002年のことです。


千砂さんとそんなお話をしていた頃、カウンター席にお見えになっていたワイン会とは別のワイナーが「えっ!お二階の座敷にシモン・ビーズご夫妻が見えてるのぉ。。。いいなぁ。実はねぇ、僕ビーズのモンラッシェ持ってるんだよねぇ」


この二三年凄い勢いでワインにはまり込み、奥様いわく「これまで車くらいしかお金使うことなかったから、ワインくらいいいんじゃぁないですか」・・・とはいえ、昨年ワインに使った金額は庶民からすると天文学的数字という方です。


早速ワイン会会場に上がり千砂さんに「階下のお得様がさっきお伺いしたモンラッシェを持ってるんだそうです。奇遇ですよねぇ(だって日本に100本は入っていないというほど稀少なのです)」


お隣で聞いていたパトリックさんが即座に言いました。「僕たちのモンラッシャを購入してくれているなんて。。。ご挨拶に行こう」とカウンター席を訪ねてくだってワイン話に花が咲きました。


「そのパトリックさんのモンラッシェは是非私ン処であけてくださいね(ご相伴に預かれます)」と付け加えることも忘れない私。



翌日、そのお得意様は別のモンラッシェ(ドメーニュ・コント・ラフォン)1988を抱えてご来店してくださいました。もちろん私もいつものようにご相伴に預かりました。奇跡の白ワイン モンラッシェしかも巨人コント・ラフォンのモンラッシェです。


二日続けて夢の中にいるようなワイン体験でした。


今年すでに二本目のモンラッシェ。しあわせ。