「24」シーズン1


「見始めたら寝る間がなくなる」と聞いていて、あえて避けてきたTVシリーズ「24」


休日といっても仕事がらみの野暮用が重なることの多いのですが、昨日は夕方の二件の打ち合わせと会合のみだった上に、この夏を通してみたい映画が一本もないという日が続いていたものですから、いよいよ「24」に挑戦となりました。といっても、「遅ればせ」のシーズン1。


土曜日の夜、普段よりちょっと早め11:30には帰宅して「試しに最初だけ見てみる?」と連れ合いと見始めると、確かにTVシリーズとは思えないスリリングな展開と巧妙な構成力、アクト1から3、DVD最初の一枚の二時間ちょっとは休む間もなく見終えてしまう面白さです。


翌朝、遅めの朝食を済ませて、普段なら朝からDVDなんて「掃除洗濯ができなくなる」と決して見ようとしない連れ合いが「さっ、見ましょ見ましょ」と見始めて、最初に借りてきたDVD4枚分を見続けてしまいました。DVD4枚分一気の長丁場と入っても、これで24時間をほど時間通りに追う物語の1/3が終っただけです。深夜零時に事件が始まってまだ朝の9時まで。夜の12時まではまだまだ、物語はまさに佳境です。ここで次は来週の休日にしましょう・・・というわけにはいきません。


「すぐに次のDVD借りてきて」とせきたてられてさらに続けてみることDVD4枚分。確かに「見始めたら止められない」は本当でした。さすがにここでタイムアップDVD8枚分、後残り4枚です。事件の展開も穏やかになっていますから、まっ、「続きはまた来週」でも諦めがつきました。


主演のキーファ・サザーランドってやんちゃ坊主、わがままなボンボンの印象が強くて、TVシリーズなんて馬鹿にして絶対オファーを受けない、映画も脚本がよくなければ相手にしない・・・なんていう役者だと思っていたのですが、この「24」の大当たりは彼にとってとても自信になっているようです。「やっぱり役者は売れて何ぼ」というのは世界中どこでも同じなのですね。


来週休日にのこりのDVD4枚を見るのはもちろんなのですが、シリーズ2を見始めるには、休日の予定を二週間分立てておかなければ見始めることはできません。こういうTVシリーズをつくるアメリカ、やっぱりたいした底力です。