やっと一味鯛

clementia2006-08-29



昨年は一味鯛(メイチダイ)が豊漁で、夏の間毎日のようにお造りに使うことができたのですが、今年は夏も終わりの今日やっと入荷しました。


「めったに手に入りません」「一年にいい魚体のものは10枚も入荷しないかも」


などというもったいぶった言い方は昨年見事に打ち破られ、「あいつのところへいくといつも一味鯛だ」と言われそうなくらいだったのが、今年の夏は限りなく「0」、再び、「めったに手に入りません」になりました。



というわけで、今日のお造りは一味鯛(福田)と、活鯵(舞阪)、平貝(三河)の三種類にはす芋、芽紫蘇、穂紫蘇、山葵があしらいに付きます。紫蘇類も夏の時期に使ってこそ季節感を感じることができるあしらいです。本体の魚以上にあしらいにも季節感を盛り込むのがごく自然な仕事でなければなりません。