2010-01-01から1年間の記事一覧

手帳からiphoneへ

毎年使い続けているon sundaysの手帳を失くしてしまって以降、新年度までのつなぎにダ・ヴィンチを使っていました。 小説と小説の合間に、ふと以前に買ったiphone活用術のHOW-TO本を手にとって見ると、著者はライフハックの書き手らしく、文具好きの心に響く…

映画「ヒックとドラゴン」

「CGアニメだからダメ」「子供用だからNG」の呪縛からほぼ解き放たれて、「ピクサーだから観にいく」「ジョン・ラセターだから追いかける」に変遷した私に、ドリーム・ワークスが追い討ちをかけました。「CGアニメだから」要チェックの時代になるかもしれま…

遠近両用

老眼眼鏡を使い始めてしばらく経ちます。目はりっぱな老人です。 最初のうちは読書のときだけだったのが、普段の生活でも常に携帯していないと何かと不便になり、この2-3年は仕事中にも欠かせないほど進んできました。 眼鏡屋さん曰く「もうそろそろ遠近両用…

まだ見ぬ人

電話で声だけを聞いていた人、net上のmailやtwitterだけでお話をしていた人、古くは手紙のやり取りだけで会話をしてきた人、などなど顔を拝見しなかった方が実際にはどんな風貌の方で、どんな声をしていらっしゃるのか、はたまた実際に目の前でお話をお伺い…

夕顔

お客様をお見送りするために、玄関から外に出ると とっぷり暮れた暗闇の中に真っ白な夕顔の花が 毎年、町内の各家々で咲かせている夕顔がいい季節です。 もう夏もおしまい。

DVD鑑賞

休日の留守番にかこつけて一日中借りてきたDVDを観ていました。 レンタルDVD屋さんにでかけたのは三ヶ月ぶり、記録です。 見逃した作品を選んで「母なる証明」”Up”(カール爺さんの空飛ぶ家)「五百日のサマー」 三作とも見応えたっぷり、ちょっと疲れてしま…

まほろば農園トマト

枝付きのミニトマトをさらにこぶりにしたようなトマトがありました。 食べてみるとそれなりの凝縮感がある甘みと酸味で美味しい。 小さめに切りそろえ、伊良湖産の茹で蛸、枝豆、とうもろこしといっしょに加減酢で和えて見ました。トマトの酸味が味わいの骨…

進化する老舗洋食屋さん

街の洋食屋さんの多くはファミレスにとって代わられました。 ハンバーグステーキ エビフライ ビーフカツ タンシチュー きちんと仕込まれたドミグラスソース ちょっと固めに炊き上げたご飯と味噌汁。 私が子供頃、休日の夜ご飯の中でも特別な日に出かける場所…

化粧塩

鮎や鯛を姿のまま塩焼きにするときには、以前は必ず化粧塩というのをしました。 尾びれ 背びれ 腹びれに荒塩をぬって焼くのです。そうすると最初にこげてしまうひれの部分が塩に守られて比較的きれいに塩焼きが仕上がります。 若い時分に「塩焼きはそういう…

鱧のすり身

はんぺん つみれ かまぼこ ごぼてん すり身を使ったねりものは数々ありますが、原料に鱧をつかったすり身が上品さという意味では最上です。 鱧を上身だけにしてすり身にし、本葛、昆布だし、卵白などで柔らかくのばしていきます。そこに車海老を剥いたものを…

チューブ入り山葵

ちょっと忙しかった昨日、お惣菜用に買ってきたネギトロを丼にして手早く食べようと、白ご飯に海苔、ネギトロを乗っけて山葵醤油をかけようかと思ったのです。 調理場まで降りれば、本山葵も(お惣菜にはもったいない)も業務用のパック山葵もいつでも置いて…

カラオケ嫌い

カラオケってほとんど行ったことがありません。 思い返しても、20年位前に某宴会の流れで連れられて無理やり歌わされたのが最後。 音楽を長くやっていたせいで、ピッチ(音程)がずれているのがものすごく気持ち悪く感じられるのですが、自分の歌声のピッ…

ねにもっていてよかった。

岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」 賞などを取る前にすでにどこかの書評で絶賛されているをみて購入はしたものの、どうも語り口が肌に合わなかったのか、最初の数項を読んで本棚にしまっていたのでした。 とはいうものの、皆さんが面白いというものが私に…

呼び込み

不況の中、飲食店や美容院が店の前でパンフレットを配ったり呼び込みをしている姿を見ることはめずらしくなくなりました。 お客様のお見送りで玄関先に出た週末、飲食店が並ぶこの通りでも若い女性従業員が呼び込みをしていました。結構大きな声で「私の店の…

トイレトラブル

トイレにまつわるトラブルが続いた夏であります。 最初は住宅部分。何かが詰まって水洗トイレが溢れそうになりました。しかも水回りの工事を請け負った会社が終わろうかという午後四時半くらいのことでした。 「詰まっちゃって困ってるんだけどなんとかして…

石頭の偏屈

備忘録もかねて映画館で観た映画は一通りこの日記に書き連ねてきましたが、この三ヶ月くらいの間に見た映画は書き始めると批判的になってしまいそうで書くことをためらっていました。観て来たのは「告白」「インセプションズ」「ソルト」「キャタピラー」 で…

肉を焼く

三年位前から肉を焼くことが少しづつ上手くなってきたような気がします(手間味噌ですが) もともと和食の料理人には肉を焼く機会が多くはありませんでした。フライパンで焼く方法、スキレットで焼く方法、オーブンを使う方法、炭火で焼く方法。修行時代から…

自分でやることの正しさ

ずっと昔、TVの1時間番組であるお寿司屋さんが紹介されました。 店でお客様に提供するための魚を自分で釣りに行くというのです。船も持ち、朝早くから釣りに出かけ、帰って仕込みもし、夜、釣った魚を提供する。 私も若かったので、TVがどの部分を誇大にピッ…

オートバイクデザインの半世紀

最近の浜松市立美術館の企画には素晴らしいものがあります。 ちょっと前にもご紹介した「山田卓司展」 地方の美術館ではめずらしい「バウハウス展」 そして、今回はここ浜松ならではの展示「オートバイクデザインの半世紀」 今朝でかけてきました。 浜松には…

料理人の休日

銀行で眺めていた週刊誌に伊集院静さんのこんなコラムが 「日本の料理人の味が落ちた。週休二日で修行の職人までが休み始めた。体得するのに何年もかかるものが七日の間に二日も途切れては何も覚えられない。しかし、年季がくれば一人前と扱われ、当人までが…

好き嫌いなしの呪縛 続

嫌いなものがない、と昨日書いたのですが、逆に好きなものもありません。 ・・・・というと御幣がありますね。 「これさえあれば生きていける」とか、「外国から帰ったらまず○○をたべたい」とか、「死ぬ前に○○を食べたい」というほど特別な存在がありません…

好き嫌いなしの呪縛

ゲテモノの類は除き、普通に日本で食べられるもので好き嫌いはまったくありません、たぶん。 ちゃんと美味しいものであれば、これまで食べることができなかったという料理もひとつもなし、思い返せば。 ですから、店では「お召し上がりになれないもの、苦手…

 宮本昌孝さん

目黒孝二さんがご自信のサイトで「この『火群のごとく』(あさのあつこ)は、『蝉しぐれ』『藩校早春賦』に拮抗し得る作品だ」とおっしゃっているのを見て、「蝉しぐれ」が大好物の私としては「むむ、話題の『火群のごとく』・・・読まなくては」と思うと同…

 玉三郎さんの楽屋

HDDに取ってみたNHKBS「ザ・スター」の玉三郎さん、見所が満載であったのですが、一番驚いたのが楽屋のお道具の数々。 化粧台は桑の無垢に見事な四季を彩る蒔絵。白粉入れの容器も高名な作家のものか。さらには下にひかれたペルシャ絨毯、ありゃぁとんでもな…

山田卓司作品展

すぐ近所で情景王と呼ばれるジオラマ作家、プロモデラーの山田卓司さんの作品展が開かれています。 早速朝一番に出かけてきました。 小さな作品展ですが、山田さんのジオラマの代表作のいくつかが間近で見られます。 何度見ても圧巻のこれとか 昭和のよき情…

上岡龍太郎

引退前にはまったく範疇外の人で、「司会の人」「皮肉の人」「立板に水の人」くらいにしか認識がなかった上岡龍太郎さん。 ラジオのあるインタビュー番組で上岡さんのひとり語り、特に「蛍の墓」はものすごかった・・・と聴いて”YOU TUBE”を見たりDVDを探し…

オリーブオイル

今ではどんなスーパー・マーケットでもオリーブオイルが買える時代です。 小洒落た食材屋さんやデパートに行けばかなり高価なものまで手に入ります。 いい時代です。 以前にもお話しましたが、伊丹十三さんのエッセイを読んでアーリオ・オーリオというスパゲ…

 苦肉の。。。

お盆休みで舞阪の漁師が海に出ず、全国的に台風の影響で海がしけて魚が薄いとき。 普段夏にはあまり使わない鮪の脂ののったところと、鮑で急場をしのぐことも。。。

下準備

お客様がお越しになる頃には、お米が洗われ、水に漬け、ざる上げ、中村文夫さん作の竃に入れられて炊くばかりになります。 この日のご飯は鮎ご飯。気田川の天然鮎を白焼きにして骨と頭を抜き新生姜の千切りと一緒に炊き上げます。 先日あるTV番組で気鋭の若…

失態

うっかりやっちゃいました。 こんなに大きな穴を鍋に開けてしまったのは初めて。 そしてもうひとつ 今年の手帳とペンを失くしてしまったようです。 今の時期に失くすと、”on sundays”にはすでに在庫はなく、LOFTに行っても中途半端なダイヤリーしかあり…