頂き物
高価な頂き物をすることがあります。
個人的にはなかなか手が出ない銘ワインとか、ネクタイとか絵とか・・・・こんなものいただいていいのだろうか、と思うようなしっかりしたスタジャンとか靴とか。
店をかわいがってくださる有難いお客様からのものばかりですが、今回いただいたものはハラハラするようなものです。
バカラ社のどっしりした置物。
2002年のワールドカップを記念して世界で2000個だけ創られたものだそうです。758/2000のロットナンバーも刻まれています。
「これは頂戴するには立派過ぎます」と申し上げたのですが、「家にあるよりここのほうがたくさんの人に見ていただけるから」とおっしゃいます。このお客様はお父様と私の祖父のころからのお付き合いで、三代に渡ってご贔屓にいただいています。
食への造詣も深く、実業家として成功しているこの方は、この地での私の孤軍奮闘振りをいつも有難く評価してくださっています。「めげずにがんばれよ」のお気持ちとして大事に使わせていただきます。
こういうものはこれ見よがしでなくさりげなく置かれているといいのでしょうねぇ。そのセンスが問われそうなところも貧弱な美意識の私にはプレッシャー。