メディアの良識
この日記ではメディアに対して厳しい言葉を投げかけることが多くあります。影響力の大きさに比べ、彼らの見識はいかがなものか?と思うことがあまりにも頻繁であるがゆえです。
が、
すべてがそうばかりではありません。
以前にも紹介したことがある「しずおか地酒研究会」を主宰するライターの鈴木真弓さんは、今静岡酒を主題にして日本に誇るべき静岡のお酒の今を映像として記録に残そうという試みに取り組んでおられます。
題して「吟醸王国しずおか」
有能なカメラマン成岡正之さんと共に、今まで積み重ねてきた蔵のとの密接な関係を基に、手弁当で蔵を回って映像記録をまとめています。
TVや雑誌などの大手の仕事で静岡酒を取り上げることはあっても、これまでのメディアの仕事は鈴木さんの理想とするような内容には程遠いものばかりであったのでしょう。
「こんなんじゃぁない!」痛感されたのだと思います。「私がやらずに誰がやる」高い志のもと、意思を曲げざるを得ないような大きなスポンサーに頼らず、鈴木さんに共感する人々の援助を得ながら取材は続いています。
鈴木さんの熱い気持ちに答える・・・というのには貧弱ではあるのですが、私もほんのちょっとだけ情熱にほだされ共感の思いを伝えました。
「吟醸王国しずおか」のパイロット版上映のお知らせは鈴木さんのブログで見られます。
メディアの良識はここにあります。