半斗瓶
左が常時日本酒のラインアップに並んでいる「奥播磨 鑑評会出品別仕込み平成11年」の一升瓶
右が同じく「奥播磨」の「純米吟醸 袋絞り斗瓶取り」を半斗瓶で酒屋さんに寝かせていただいてあったものです。
並べることで、大きさがわかっていただけるでしょうか。
つまり、純米吟醸をフネやヤブタなどの絞り機で絞らずに袋に入れてしずくを取って、さらにそれを斗瓶という一升瓶十本分の瓶に入れて寝かせて出荷されたもの。
それをさらに一升瓶五本分の半斗瓶に詰めていただき、酒屋さんのマイナス5度で8ヶ月熟成させてもらっていました。
新酒の時点では濃厚ながら硬い印象のあった酒質が、静かに斗瓶、半斗瓶で寝かせることで柔らかく熟成してうまみがましています。
12月の忘年会シーズンに一気に飲んでいただこうという腹づもりです。
料理と同じようにシンプルですが、手をかけてあげておいしいという私の理想形です。