町山さんの「風立ちぬ」評


映画「風立ちぬ」は賛否、様々な評論を目にする映画ですが、私はジブリ作品の中でもかなり好きな一本になると確信しています。


ただ、表現されていることは多層に組み合わされていて、日記に書き殴る程度ではとても好き加減を言い表すことでできそうにありません。いい映画というのはとかくそういうものです。



昨日のTBSラジオ「たまむすび」での町山智宏さんの「風立ちぬ」評は、短い時間で映画の大切な部分を表現しているだけでなく、映画に隠されたさらに重要な確信を私達に披露してくださっていました。


これぞ映画評。


重箱の隅をつつくようなつまらないポイントだけを取り上げて揚げ足をとったり、好き嫌いだけの幼児の言い分のような言いようを公に披露したり、☆印と寸評で労作を切り捨てたりするのとはステージがまるで違うのです。


優れた評論はいつも私たちが見えていない本質を切り取って目の前に差し出してくれます。


さすがです、町山さん。


つまらない駄文を日記に書かなくてよかった。なぁんにもわかってなかった、私。



podcastで一週間だけこの日のコーナーを聴くことが出来るのですが、後は奇特な方の「文字起こし」か別の何かしらの方法でしか知ることができません。


風立ちぬ」 町山評といっしょに味合わなければ魅力半減。