小左衛門の実力

clementia2010-01-08



岐阜県土岐のお酒 中島酒造 小左衛門 「直汲み」純米大吟醸生平成20年



今回いただくのが三回目でやっとその本領を理解できるようになりました。二年の熟成を経ていることが味わいに穏やかさを与え、こなれていたのがよかったのかもしれません。日本酒の熟成を予想し味わいの変化を頭の中でイメージするのは私にはまだまだ難しい課題です。


直汲みという小左衛門ならではの搾りの技術が結晶しているこのお酒は、精米歩合からは想像できないほどしっかりした濃い味わいと、舌に広がる芳醇さが素晴らしい。二年寝かせればこの味になることが最初からわかっていれば、「それ!全部」と独り占めできたのでしょうが、昨年一昨年の時点では、このお酒がどう美味しくなるのかがわかりませんでした。


来年からは独り占め・・・とはいえ、出荷量は極極少量なのだそうです。




もう一本の小左衛門は梅酒。


紀州のパープルクイーンという梅を使って紫色に仕上がった梅酒です。こちらも少量限定生産のようです。