ラジオよもやま


マキタスポーツさんの回で聞き始めた「ラジカントロプス」が面白くてpod-cast チェックが止まらなくなりました。1時間に近いインタビュー、しかもTVでは実現しないようなゲストに興味津々です。


NHKサラリーマンneo」のメイン作家内村宏幸さんも充実していたし、最近気になっていたイラストレーター松尾たい子さんの回もその人となりが知れるいいインタビューでした。なにより松尾さんがジャーナリスト佐々木俊尚の奥様であったなんて・・・知らんかったぁ。



さらに新年明けてからNHKラジオ「新話の泉」もラジオサーバーでエア・チェックを始めました。


きっかけはBS「100年インタビュー立川談志さんが、おなじみのインタビュアーNHK渡邊あゆみさんを「あんたぁ、名人だからねぇ」と評し、なによりまれに見るほど穏やかで良い話しっぷりの談志さんを引き出していた番組を見たことです。アナウンサーとしてだけでなく、インタビュアーとしての渡邊さんの力量をラジオでも・・・と聴いてみると、これが確かにこれが名人技。仕切りがこれほど上手い女性アナウンサーは、タイプは全く違ってもTBSラジオ「キラキラ」の小島慶子アナくらいのもんです。彼女の仕切り技を聞くだけでもこの番組は聴く価値があります。


聴くべき一時間〜二時間に近いインタビューもしくは会話形式のラジオ番組は、ラジオ版「学問ノススメ」と、「トーキング・ウィズ・松尾堂」アヴァンティ」も含めると一週間に五番組になってしまいました。


先日の池澤夏樹さんの回の「学問ノススメ」は池澤さんの幅広い文学と旅への造詣がとても興味深かったですし、前回「松尾堂」ゲストの藤本隆宏さんが「坂の上の雲」広瀬中佐役でミュージカル俳優、しかもオリンピックを二度経験し入賞までしている水泳選手であることを初めてしりました。彼の人となりも素晴らしいなぁ。



これらの番組はラジオならでは、時間をたっぷり使ってTV受けとは全く違うスタンスでゲストが選ばれていることで充実度が増しているのです。


こういう素敵な番組を聴いていると、ほとんどが番組宣伝のTVのインタビュー番組なんぞ見る気がしません。しかも番組宣伝は自局の新番組、もしくは悪名高いメディアミックスの映画の宣伝で、面白くないものを大仰に、小手先のやっつけを大作まがいにしゃべくるばかりです。


というわけで、ますますTV地上波から遠ざかり、ラジオの時間が増え、ウオーキング時間を延長しなければすべてが聴ききれないていたらくです。



ラジオで素晴らしいといえば、もう一つ。前回ピーター・バラカンさん「ウィークエンド・サンシャイン」は英語学者秋山直樹さんゲストでビートルズで聴く英語歌詞の解釈。英国人にして日本語を自由に扱うバラカンさんでなければできない充実した番組でした。聴き応え抜群。「ウィークエンド・サンシャイン」は度々全く未知の世界に新しい光を与えてくれます。