備忘録として

clementia2010-01-14











黒澤明という時代」小林信彦
三谷幸喜のありふれた生活2―怒濤の厄年」三谷幸喜
「一言半句の戦場」開高健
アンリ・カルティエ=ブレッソン
「ほかならぬ人へ」白石一文
”STATIONERY HACKS! ”土橋正 小山龍介
「孤高のグルメ」久住昌之 谷口ジロー



正月休みの間、読み進めないでいた「般若心経」の解説本のいくつかを読んでいました。三田誠広 玄侑 宗久 新井満など。


思ったのは作家という職業を持つ方々の読書力と理解力の深さ、凄さ。


玄侑 宗久さんは仏の道にある専門家としても、三田誠広さんが大著「空海」や「日蓮」を書くためにどこまで仏典を読み理解してきたのだろうか?と思いをはせると呆然としてしまいます。


私なんぞ般若心経の262文字の解説でさえ理解できないでいるのに、この方たちはそれらを理解したうえで解説し、小説を書くための糧にしているわけです。


先日、大江健三郎さんがNHKの柔らかめのインタービュー番組で「本は集中して読むことを幼い頃から習慣づけていました」と語り、さらに「再読 再々読」の重要性を強調されていました。以前に読んだ平野啓一郎さんの読書本と全く同じです。


全く、作家という人種の読書への尋常ではない力量というのはどれほどのモンであろうと、彼らの脳みそをこじ開けてみてみたい衝動に駆られます。