ベット横の鈴


どんなにピッタリだと思っているウオーキングシューズを履いても、魚の目がときどき出来てしまいます。先生曰く「歩きすぎ」なんだそうで、気になると削ってもらいます。


もうずっとお世話になっている皮膚科病院の処置室はカーテンで区切られたベットが5台ほども並んでいます。


ここで患者さんは処置をしていただいたり、順番を待ったりしているわけですが、ベットの傍らには小さな鈴が置いてあります。「看護師さんを呼びたいときにはこの鈴を」というわけです。


お年寄りを処置室で待たせるときにも看護師さんが「具合が悪いときにはすぐに呼んでくださいね」という言葉をやさしく添えることも忘れていません。


男性トイレの中には「バイアグラ等の処方をご希望の方はこのカードを受付にお出しください」という張り紙もあったりします。男性にだけ、しかもそっと伝えられるような処置なんですね。


そういう小さな気遣いがそこかしこにあるだけでなく、看護師さん事務員さんの患者さんへの心遣いは個人の能力に頼るだけでなくシステム化されているようにも見えます。



先日「料理以外に支払うもの」で話題にしたように、サービス業である飲食店で、いただくお足は料理にだけのためではないと申し上げたことは、サービス意識の高い病院では料理店以上のレベルで行われているのです。サービス業真っ只中の私が教えていただくべきこと大。