2015-01-01から1年間の記事一覧

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 山菜採り

昨年の秋に訪れた山の巨匠を週末に訪ねました。 山菜のベストシーズンです。 秋にはすでに大きくなっていた山の幸が、今食べ頃なのです。 下界ではすでに散っている桜も満開で、花も咲き誇っています。 街ッ子の私が本格的に山菜採りに挑戦するのは今回が初…

 蔵元と杜氏の関係

昨日話題にした獺祭さんでは、蔵の経営危機の時に杜氏に逃げられた苦い経験が語られていました。「杜氏は手抜きの天才」とも。 蔵元も杜氏も経営者 職人である前に人間ですから、人格的な葛藤があってもなんの不思議もありません。 お互いの齟齬があって馬が…

 工業化する日本酒の未来ってあり?

日経新聞の記事に日本酒蔵の話題がありました。 巷では入手困難になっている獺祭(だっさい)です。 リンクしていても新聞記事はすぐに読めなくなってしまうので私なりに要約すると、 「地方の山間にある小さな蔵が、杜氏さんに辞められてしまったことで試行…

 贈られた言葉

三月も末になって大学とわが店のアルバイトを一緒に卒業する学生がいます。 新卒で大きな企業に就職することになり、昨日かわいいチョコとともににメッセージを添えてくれました。 「高校生のころからバイトを始めて色んな処で働いた中でも、ここまで長い間…

 たどり着いたのか、ふっきれただけなのか

二十代に料理の道に入り、同級生達はそろそろ定年かという歳になってきました。 この道 38年と聞けば、普通であれば相当の手練れと思われるはずの職人であるはずなのに、恥ずかしながら50代に入ってやっとちょっとだけ自分の仕事に自信が持てるようになった…

クリエーター アーティスト 芸術家

「料理はアートである」 という方がいます。 また盛りつけを見て「ほとんどファイン・アートですねぇ」 とおっしゃってくださる方もいます。 が 私なんぞ「いやいや、とんでもない。アートの足下にも及びません」と申し上げ、実際料理が芸術の域まで達するの…

 初めてのkindle

この二年くらい読書の八割は図書館を利用することで済ませています。 増える一方の蔵書を眺めて、「この中で一生友とする本が何冊あるのか?」と考えると、ほとんどが捨てられないけど頻繁に再読する確率は低い本ばかりなのに驚きました。さらに多くは再読し…

 ドラマ三本

TV

再びNHK大河ドラマを見るようになったのは何がきっかけだったか?「篤姫」くらいからでしょうか。 熱心に欠かさず見る年もあり、途中であきらめる年もあるのですが、今年の「花燃ゆ」がこのところ俄然いいのであります。 たまたま前回録画してあったものをヘ…

 包丁も砥石も消耗品なのだ

ずっと以前に読んだ宮大工 西岡常一さんの本では、木に向き合うのと同じように道具に向かっていたという印象が強く残っています。 ともかく道具を研ぐ。ひたすら研ぐ。 職人の端っこのほうにいる私も毎日包丁は研ぎます。 日本人独特の「道」を極めるように…

 月日で人は変わらない

三十八年目の再会でありました。 学生時代、専攻は原田俊夫先生の元、マーケティングでした。 原田先生の授業の別に、ハイソサエティ・オーケストラの先輩でもある鈴木誠一先輩のお声かけでサブゼミにも参加していました。 マーケティングをより深く勉強する…

 お客様を評価する?

「食べられログ」というブログを読んでにんまりする料理屋のオヤジは私だけではないと思います。 これまでも危険を顧みずに食のランキングサイトや素人グルメ評論にはヒトクサレもフタクサレも言ってきました。 たとえば、食べられログ風に言うなら、以前に…

 工芸を我らに 企画展 at資生堂アートハウス

現在掛川にある資生堂アートハウスで「工芸を我らに」という展覧会が開かれています。 人間国宝クラスの陶芸家の作品でも日常で楽しめるものがたくさんあるぞ! どんどん使ってみましょう。 という企画です。 ありがたいことに、この企画で実際に料理を盛っ…

 息苦しい時代の生き方

書いてしまっていいものか。。。と、ただただ迷い、もしかしたら記事自体をすぐに削除するかもしれないと思いつつも書き始めています。 桑田圭祐さんの「謝罪」は同世代の私にはかなり引っかかりました。 桑田という存在はあの手の謝罪には無縁の人だと思っ…

 多様なグラス

25年前の日本料理店を考えたら、店に置くグラスなんぞビールグラスと冷酒グラスの二種類があれば事足りました。 ジュースも冷たい烏龍茶も同じビールグラスを使うのが普通でしたし、冷酒も一種類で十分でした。 へたをすればビール会社のロゴが入っていたり…

 粗塩とおし

「粗塩とおし」とよぶ調理器具です。 直径が10cmに満たない小さな裏ごし。魚や肉に均一に塩を振るため使います。 もちろん板に並べた魚に高いところから塩を振る技術は持ってはいますが、この「粗塩とおし」を使うと本当にまんべんなく均一に塩を振れま…

 十人十色

人の家の日常的な朝ごはんを食べることは、お泊りのおよばれでもしない限りあまり経験することはありません。 朝ごはんだけでなく、何時にどんなふうに風呂に入るのかとか、昼ごはん 夕ご飯の時間帯は何時ごろで、たとえば晩酌をするのか。。。などと各家庭…

 新年

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 昨年の新年は病院の集中治療室でむかえたことを思うと、今年は無事生還した事を実感する正月です。 昨年のすったもんだで、一度も休みなく続けてきたおせち料理を年末ぎりぎりに休まざる…