人格を決定付ける一言


話題の小室哲哉氏。デビュー当時から音楽的にも興行的にもまったく興味のない人で、まっ、私には今で言えば鼠先輩みたいな存在の芸能人の一人でありました。


ずっと以前にTVの番組で印象的な言葉がありました。


確かTM-networkで大成功してそろそろ様々なプロデュースも手がけていた頃か、簡単にTVに出てくる存在ではなくなった時期だと思います。「開運なんでも鑑定団」に高校生の頃の彼を知る女性が、若い頃の小室氏関係の品物を鑑定してもらうために出演しました。


鑑定品がなんであったか、鑑定額がいかほどのものであったかはすっかり忘れているのですが、終わり際に彼女のいった言葉は忘れられません。


「高校生の頃からこの子は自分を売り込むのが上手な子でした」


良いとか悪いとか悪意とか善意とかは全く関係なく淡々といったその言葉が小室哲哉氏を私の中で決定する一言でした。


で、
さらに興味がなくなったわけです。



きっと自分や自分が見つけた素材を売る込むことが上手だった子が、その資質を開花させて大もうけをする頃、金のにおいに敏感な不埒な大人達がたくさん彼の周りに集まってきて人生をくるわせてしまったんでしょうねぇ。


世界的な経済打撃で拝金主義がどん底に突き落とされている中、小室氏の集落も象徴的です。