シモン・ビーズの2004 2005 2006

clementia2008-11-08



素晴らしく美味しい2002年に続いて、シモン・ビーズの白ワインを手に入れました。


2004年はタスト・ヴィナージュ。こんな風に選ばれたワインに特別なラベルを貼るお墨付きがもらえます。2004年は白ワイン全般にパスしようかなぁと思っていたのですが、タスト・ヴィナージュなら・・・んでも、評価を伺ってからと思って、ブルゴーニュのびそうさんにmailを送りました。「2004 パトリックさんのタスト・ヴィナージュってどう?」


するとびそうさん、恐れ多くも直接シモン・ビーズの奥様千砂さんに聞いてくれたのです。お返事は「心配になったので2004サヴィニーブランを飲みました。3人で飲んですぐになくなりました。ちょっと熟成しているかと思ったらミネラルと酸がバックにきちんとあって、しっかりしている。その上いろんな風味があって個人的には好きなワインでした。抜栓後4時間たって飲んだら、一番最初にちょっと感じた酸化の要素がなくなっていました。とってもバランスのよいワインだったし、酸が活き活きしてたからあと4、5年は行ってくれると思うけれど」 東の果ての片田舎、日本料理屋のお気軽な質問に造られた本人が一本ボトルを開けて感想をくださるとは。。。。背筋を伸ばして即注文です。



一緒にいただいたのは、大好きな一級畑「オー・ヴェルジュレス2005 2006」


パトリックさん千砂さんご夫妻がご来店していただいたとき、「ヴェルジュレスはパパが自転車でタバコでも買いに出かけるようにフラフラっとでかけて、全財産で買ったきちゃった畑です」とおっしゃっていました。ピノ・ノワールが植わっていた畑を「オー・ヴェルジュレスにはシャルドネよ」とママの一声で赤ワインから白ワイン用のシャルドネも植えられたと聞いた覚えがあります。そうして造られる「オー・ヴェルジュレス」はサヴィニーの中で私が一番好きなワインです。2005年の素晴らしさは他白ワインでも確認済み、2006年はびそうさんが「2006年は白です!!」と何度も太鼓判を押していたのを思い出して2005年よりも余計にいただきました。


さてさてどれほどのポテンシャルを秘めているのか。楽しみです。