千寿葱

clementia2008-11-20



東京 千住に日本で唯一長葱のみを扱う市場があるのだそうです。

この市場に自分の畑で収穫された最上の長葱だけを各農家が運んできます、そこで、葱を専門にあつかう葱商と呼ばれる葱専門の卸業者が選別した葱を「千寿葱」と呼びます。量が少ないことと、葱商たちの閉鎖的な体質によって世の中に広く知られることはありませんでした。200年間、市場の売り子は世襲制で、扱う葱商達も血縁者か10年以上の葱商の元での修行が義務付けられているというのです。グローバリゼーションと大量生産、企画化の今の世の中とは真逆の世界がまだ存在しています。おかげでここに関わるすべての人々が最高の葱だけを扱う姿勢に貫かれ、少量でも高水準の品物が取引され続けているのです。


その糖度はメロンと同等というほど甘く、太くて煮崩れしない葱。


さてさて、主役にはなりづらい葱、どうやってお出ししましょうか?