台風の爪痕


先日の台風四号はすぐ側を通過したために大変な雨風でした。場所によっては停電をした地区も多かったようです。二年連続で台風の被害をもろに受けたのはずいぶん久しぶりです。いつも「来るぞ来るぞ」と言われながらほぼ影響なしばかりでしたので極めて希。なにしろ風でビルが揺れるんですから。


台風が近づくと直接影響があるのが魚介の入荷です。3-4日前からうねりで漁師さん達が漁に出られなくなり、市場から魚がひいてしまいます。魚は台風が遠くても影響があるのですが、今回の四号のように直接風雨の被害が大きいと、野菜にも多大な影響が出てきます。


しばらく前までは野菜も地元の農家さんとのつきあいはそれほど多くはなかったのですが、ハラダ農園さんの野菜を毎週たくさん頂戴するようになって、台風被害が農家産にとって深刻なものであることを身近に実感しています。


堅固なハウスでなく露地物は、雨風が直接次の日の収穫に関わってしまうのです。当然のようにこちらもハラハラ心配し、「明日の茄子は大丈夫?」「トウモロコシは倒れていませんか?」と直に電話をしてしまったりします。


どんな台風がやってきても、マーケットに野菜が並ばない日はないのが今は当たり前ですが、実は天候の影響って凄いもんなんです。そういうことも忘れてしまうような今の生活がちょっと恐い。