まれに見る古酒


店では様々な古酒を熟成させていますが、希に予想を遙かに上回る熟成に達するお酒に成長することがあります。




以前に日記で紹介した「惣花」1997年


日本盛を醸す西宮酒造の逸品。大正天皇 昭和天皇の即位の際に使われた御用酒というヤツです。


冷温で長期間熟成されたいたためにひね香りはわずか、経験したことのない熟成感がある日本酒でした。



さらに




義侠 60%精米純米吟醸 1991年


ボトルを覆っている新聞紙には若花田の記事 ソ連の記事が見られて時代を感じます。


義侠の純米のたっぷりした旨味が長い熟成の結果甘みに変化したマデラの長期熟成酒のようなニュアンスのあるとびきりの一本でした。こういう熟成も経験がありません。義侠の山忠さんもここまで素晴らしいお酒に変化することは予想されてはいないのないでしょうか。