松尾堂〜大沢在昌さん


欠かさずに聴くラジオ番組の一つにトーキング・ウィズ・松尾堂があります。


松尾貴史さんをホストに据えるトーク番組ですので、ゲストとテーマへの関心度によって面白さは大きく変化します。まっ、製作スタッフの趣味の良さを反映して大概の場合選ばれるテーマも興味深いものばかりなのですが。前回ゲストは作家の大沢在昌さん。半年ほど前に同じくラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」のゲストに登場して初めて大沢さんのお話を聞いて以来、「新宿鮫」も何冊か読み、何よりトークの洒脱さにひきこまれた方です。今回は時間も二時間弱。お話が圧倒的に面白いし、共演者との絡み方が尋常でなく秀逸ですし、自作朗読はほとんどプロ並み。本来なら同じくゲストの白石康次郎さんのほうに個人的な興味があるはずなのに大沢さんの面白さについ耳がいってしまうのです。


当然のように今回大沢さんお奨めの本、『最悪のとき』 ウイリアム・P・マッギヴァーン 『チャンドラー短編全集3 待っている』 レイモンド・チャンドラーも即ポチっと(本来ハードボイルドは範疇外なんですが)


ちょっと前まで大沢作品の一冊も読んでいたなかった私なのに、あっという間にその話っぷりにファンになってしまったわけです。私にとってはもう長い間ベストセラーを書き続ける巨匠であったはずなのに今回調べたら同世代。。。。ちょっとショック。